結び切りや蝶結びの水引を選ぶ内祝いの種類とは?水引の色や本数の意味についても徹底解説!

結び切りや蝶結びの水引を選ぶ内祝いの種類とは?水引の色や本数の意味についても徹底解説!

結び切りや蝶結びの水引を選ぶ内祝いの種類について、知りたい方もおられるのではないでしょうか。結び切りや蝶結びといった水引には、それぞれ特別な意味があり、贈る場面に応じた使い方が求められます。

本記事では、結び切りや蝶結びの水引を選ぶ内祝いの種類や水引の色、本数の意味をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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水引の由来とは?

水引の起源は、飛鳥時代まで遡り、隋からの使者が贈答品に結んでいた染色された麻ひもが発端とされています。この風習は宮中でも取り入れられ、贈り物を飾る方法として定着しました。

水引は、単なる装飾品としてだけでなく、清らかな心を込めた贈り物の象徴ともされていました。江戸時代には、庶民の間でも広まり、現代に至るまで日本の伝統文化として大切にされています。

 

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水引の主な結び方は3種類

次は、水引の主な結び方の種類について解説します。

  • 結び切り
  • 蝶結び
  • あわじ結び

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

 

1.結び切り

「結び切り」は、結び目が一度結ばれると簡単にほどけないのが特徴です。これにより、「一度限り」や「二度と繰り返さない」という願いを込めて使われているため、婚礼や快気祝いといった特別な場面での贈り物に用いられます。

また、婚礼の際には、金銀または紅白の10本結びが適しており、非常に高い格を持つものとされています。一方、快気祝いの場合には、紅白の5本結びが一般的です。このように、用途に応じて適切な色や本数を選びましょう。

 

2.蝶結び

「蝶結び」の水引は、何度でも結び直しができるため、繰り返しの祝福が喜ばれる機会に最適です。たとえば、出産祝いや進学祝い、初節句など、子どもの成長にまつわるお祝い事、新築や引越し祝いなどで使用される場合が多いです。

一方で、婚礼に関するお祝い事には、蝶結びは避ける必要があります。繰り返すのが望ましくない場面では、別の結び方を選ぶのが一般的なマナーです。

 

3.あわじ結び

「あわじ結び」は、古くから多様な場面で使用される伝統的な結び方です。この結びの両端を引くと、さらに結びが強固になるため「永続的な絆」を象徴しており、婚礼などの祝い事で重宝されています。

また、この結び方は、地域を問わず慶弔どちらの場面でも活用されており、オールマイティな水引として多くの人々に親しまれています。婚礼の際には、10本の水引を使って作られたものを選ぶのが一般的です。

 

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水引の「色」の意味

慶事や弔事に使用される水引の色は、贈る場面や包む金額に応じて選ばれます。祝い事では、赤や金などの華やかな色が用いられ、赤白の水引は一般的なお祝い全般に最適です。

また、金銀の水引は、特別な場面や高額の贈り物に使用される場合が多いです。一方で、弔事には黒や銀の水引が適しているため、シーンに合わせて選ぶようにしましょう。

 

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水引の「本数」の意味

水引の本数は、一般的には奇数が基本とされており、5本が多く用いられます。5本の水引は「五行説」にもとづいており、調和と安定を象徴しています。

また、3本は気軽な贈り物に、7本はより価値のある贈り物に最適です。婚礼時には、10本の水引が使用される場合がありますが、5本の束を2つ用いて、2人の結びつきを強調する意味が込められています。

 

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結び切りの水引を選ぶ内祝いの種類

次は、結び切りの水引を選ぶ内祝いの種類について解説します。

  • 結婚内祝い
  • 快気内祝い

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

 

1.結婚内祝い

結婚内祝いには、「結び切り」と呼ばれる水引を使用するのが一般的です。水引は、一度結ぶと解けにくいため、婚礼や快気祝いなど「繰り返してほしくない」場面で用いられます。

婚礼関係の内祝いは、金銀や紅白の水引が選ばれ、本数は10本が基本です。最高格の金銀10本結びがありますが、結婚内祝いでは控えめな紅白10本または、贈り物の内容によっては7本にする場合もあります。

 

2.快気内祝い

快気祝いには、「紅白結び切り」の水引を選ぶのが一般的です。この水引は、一度結ぶと解けにくいため、繰り返したくない特別な場面にふさわしいとされています。

このため、結び切りの水引は、快気祝いのように一度きりで終わるのが望ましい場面で用いられます。使用する水引の本数は、5本または7本が標準であり、感謝の気持ちを伝えるのに最適です。

 

なお、快気祝いと快気内祝いの違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:快気祝いと快気内祝いの違いとは?快気祝いに関連する贈り物の種類やおすすめ商品をご紹介!

 

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蝶結びの水引を選ぶ内祝いの種類

次は、蝶結びの水引を選ぶ内祝いの種類について解説します。

  • 出産内祝い
  • 入学内祝い
  • 新築内祝い

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

 

1.出産内祝い

蝶結びは、何度も結び直せるため、繰り返しの喜びを象徴しており、出産祝いに適切な結び方です。また、出産内祝いは慶事のため、水引の色は紅白や赤金のものを選びましょう。

なお、水引の色は、贈り物の金額に応じて選ぶ必要があり、1万円以下であれば紅白、1〜3万円であれば赤金を使用するのが一般的です。また、水引きの本数は5本結びを基本としていますが、7本結びが使われる場合もあります。

 

2.入学内祝い

蝶結びは、何度あっても嬉しいお祝い事に使われるため、入学内祝いには最適です。入学内祝いの場合、表書きは「内祝」または「入学内祝」とし、水引の下に子どもの名前を記載します。

いただいたお祝いに対する感謝の気持ちは、子どもの名前で伝えるのが基本です。小学生の場合は名前のみ、中学生以上であればフルネームを記載しましょう。

 

3.新築内祝い

新築内祝いにおいては、新しい家を建てるのが財力の象徴であり、新たな生活の始まりを祝うものとされているため、蝶結びが一般的です。のし紙の表書きには、上段に「内祝」または「新築内祝」と書き、下段には世帯主の名前や家族の苗字を記載するのがマナーです。

また、上段の文字を大きめに、下段の文字を少し小さめに書く必要があります。名字のみを記載する場合も、〇〇家一同などの表記は避けましょう。

 

なお、新築内祝いにおすすめのギフトについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:新築内祝いにおすすめのギフト3選|費用相場や贈る際のマナー、よくある質問までご紹介!

 

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結び切りの内祝いでよくある3つの質問

最後に、結び切りの内祝いでよくある質問について紹介します。

  • 質問1.のし紙の正しいかけ方は?
  • 質問2.のしの書き方は?
  • 質問3.親しい人には「のし」をつけなくてもよい?

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

 

質問1.のし紙の正しいかけ方は?

のし紙を掛ける際には、状況や贈り物の目的に応じた方法を選ぶ必要があります。たとえば、結婚祝いや出産祝いなどの慶事では、のし紙の右端が上に重なるように掛ける「慶事掛け」が最適です。

一方、葬儀などの弔事では、左端が上に重なる「弔事掛け」を用います。さらに、贈り物を手渡しする場合は外のし、配送する場合は内のしを選ぶのがおすすめです。また、地域によって掛け方が異なるため、事前に確認することが大切です。

 

質問2.のしの書き方は?

結婚式や出産後に贈るギフトには、適切なのしの書き方が求められます。たとえば、結婚式の引き出物の場合、のし上には「寿」を、のし下には新郎新婦の苗字や名前を記載します。

結婚内祝いの場合も同様で、のし上には「寿」または「内祝」と記載しますが、毛筆や筆ペンを用いて楷書体で丁寧に書きましょう。また、出産内祝いでは、のし上に「出産内祝」または「内祝」、のし下には赤ちゃんの名前を記入し、ふりがなをつけて贈るのが一般的です。

 

質問3.親しい人には「のし」をつけなくてもよい?

一般的には、贈り物の意図が明確になるようにのしをつけるのがおすすめです。しかし、親しい間柄であれば、のしを省略してリボンをつけるだけでも問題ありません。

この場合、カードを添えて贈り物の意味を伝えれば、相手に喜んでもらえます。このため、のしやリボンを選ぶ際は、贈る相手との関係性や贈り物の内容に応じて適切に選びましょう。

 

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まとめ

本記事では、結び切りや蝶結びの水引を選ぶ内祝いの種類や水引の色、本数の意味をご紹介しました。

水引の起源は、飛鳥時代まで遡り、隋からの使者が贈答品に結んでいた染色された麻ひもが発端です。単なる装飾品としてだけでなく、清らかな心を込めた贈り物の象徴ともされていました。

結び方には「結び切り」「蝶結び」「あわじ結び」の3種類があり、それぞれ異なる場面で使い分けられます。さらに、水引の色は、贈る場面や包む金額に応じて選ぶ必要があります。

水引きの本数は、奇数が基本とされており、調和と安定を象徴とする5本を用いる場合が多いです。また、結婚や快気内祝いには「結び切り」、出産や入学、新築内祝いには「蝶結び」を使用します。

これらのポイントを押さえて、内祝いの品を適切に贈るようにしましょう。

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