成人式は人生の大きな節目となるため、お祝いをいただく機会が多くあります。そのお返しとして「内祝い」の必要性について悩まれている方もおられるのではないでしょうか。
本記事では、成人式の内祝いは必要か、贈る場合のマナーやおすすめのギフトをご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
成人式の内祝いは必要?
お祝いをいただいた際に、場合によっては内祝いが不要とされるケースがあります。とくに、子どもの成長に関するお祝いでは、内祝いをする必要がないとされています。
これは、お祝いをいただくのが子ども本人のため、お返しが難しい点が理由です。成人祝いの場合も、身内からの贈り物にはお返しが不要とされています。しかし、お礼の言葉は忘れずに伝えることが大切です。
内祝いを贈るケース
お祝いをいただいた際は、贈り主との関係性によっては内祝いを贈るか検討しましょう。たとえば、遠い親戚や知人、友人などの場合、感謝の気持ちを表すために内祝いを準備するのも1つの選択肢です。
お礼を言葉で伝えるのも大切ですが、場合によっては形としてお返しをすれば、より丁寧な印象を与えられます。このため、相手との関係性や状況を考慮しながら、最適な対応方法を選びましょう。
内祝いを贈る場合の3つのマナー
次は、内祝いを贈る場合のマナーについて解説します。
- 費用相場
- 贈るタイミング
- 「のし紙」の書き方
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
費用相場
内祝いを選ぶ際の金額の目安は、目上の方には3分の1、同年代や年下の方には半額を目安にするのが一般的なルールです。しかし、いただいたお祝いが高額であったり、正確な金額がわからない品物の場合もあります。
この場合は、感謝の気持ちを伝えるのを優先して、相手の好みに合う贈り物を選びましょう。また、内祝いは1か月以内に準備するように心がける必要があります。
贈るタイミング
内祝いを贈るタイミングは、お祝いをいただいてから1か月以内が理想的です。成人式の場合は、式が終わってから内祝いを贈るのが一般的です。
成人式の前にお祝いをいただいていたとしても、無事に成人を迎えたことを報告する意味を込めて、式後に準備しましょう。もし、遅れてしまう場合には、電話や手紙で遅れる旨を事前に伝えておけば、相手に対する配慮を示せます。
「のし紙」の書き方
内祝いを贈る際、水引は「紅白蝶結び」のものを選び、表書きには「内祝」と書きます。名入れは、お祝いを受けた本人のフルネームを記載するのが一般的です。
紅白蝶結びの水引は、繰り返してもよいお祝い事に使われ、成人祝いのほか、出産祝いや入学祝いなどにも適しています。また、包装には、控えめな印象を与える「内のし」が好まれ、品物にのし紙をかけた後に包装紙で包むのが一般的です。
成人式の内祝いにおすすめのギフト3選
次は、成人式の内祝いにおすすめのギフトについて紹介します。
- お菓子
- 日用品
- カタログギフト
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.お菓子
親戚や知人への内祝いとしては、グルメやお菓子などの「消えもの」が人気です。相手の好みに合わせて和菓子や洋菓子を選ぶと、喜ばれる場合が多くあります。
日持ちする焼き菓子は、幅広い層に適しており、相手の好みを気にせず贈れる便利な選択肢です。さらに個性を出したい場合は、贈り先の地域の特産品や自分が働いている場所に関連する商品を選ぶと、より心のこもった内祝いになります。
2.日用品
内祝いとして贈る際、タオルや洗剤、石鹸など、日常的に使えるアイテムは喜ばれます。素材やデザインにこだわったものや、普段自分では買わない少し贅沢な品を選ぶと、相手に特別感を伝えられます。
また、ささやかなお返しであれば、センスのよいハンカチも人気のアイテムです。実用的でありながら、使うたびに相手に思い出してもらえるようなものを選ぶのがポイントです。
3.カタログギフト
内祝いとして人気のカタログギフトは、幅広い価格帯のコースが用意されているため、予算に合わせて選びやすいのも魅力です。また、贈り先の好みがわからない場合でも、商品券のような現金的なものよりも、カタログギフトは相手が自由に選べるため安心です。
一般的な総合カタログやグルメに特化したものなどもあるため、贈る相手の趣味や好みに合わせて選ぶようにしましょう。
なお、内祝いでもらって嬉しいものについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:内祝いでもらって嬉しいもの7選|内祝いの主な種類や選び方のポイントをご紹介!
成人式の内祝いでよくある3つの質問
最後に、成人式の内祝いでよくある質問について紹介します。
- 質問1.内祝いを宅配で送る場合の注意点は?
- 質問2.贈ってはいけない品物はある?
- 質問3.相手が喪中の場合はどうするべき?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.内祝いを宅配で送る場合の注意点は?
内祝いの品は、手渡しでも宅配便で送る方法でも問題ありません。もし、宅配便を利用する場合は、感謝の気持ちを伝えるために、メッセージカードやお礼状を添えるのがおすすめです。手渡しできない分、心のこもった言葉を添えると相手に喜ばれやすいです。
さらに、成人の日に撮影した写真や、近況報告を加えると、より温かい印象を与えられます。
なお、内祝いを郵送するメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:内祝いを郵送するメリットは3つ|注意すべきマナーや輸送費を抑えるポイントもご紹介!
質問2.贈ってはいけない品物はある?
お祝いの品を選ぶ際には、縁起の悪いとされる品物に注意が必要です。たとえば、刃物は「関係を断ち切る」という意味を持つため避けた方が無難です。
また、靴や靴下などは「相手を踏みつける」という意味があり、贈り物には不向きとされています。さらに、日本茶は法事などで使われる場合が多いため、祝い事には適していません。
とくに、年配の方への内祝いでは、縁起を気にされる場合が多いため、慎重に選ぶようにしましょう。
質問3.相手が喪中の場合はどうするべき?
喪中の際には「祝」という表現は避けるのがマナーとなります。もし、内祝いを贈る場合は、四十九日を過ぎた後に熨斗を「内祝」ではなく「御礼」として贈るのが適切です。
また、成人祝いのお返しは必須ではないため、喪中が明けた後に、「旅行のお土産」などの形で、相手に負担をかけずに感謝の気持ちを伝えるのもおすすめです。相手の状況に配慮し、無理のないタイミングでお礼をしましょう。
まとめ
本記事では、成人式の内祝いは必要か、贈る場合のマナーやおすすめのギフトをご紹介しました。
子どもの成長に関するお祝いは、子ども本人のためであり、内祝いをする必要がない場合もあります。成人祝いの場合も、身内からの贈り物にはお返しが不要とされていますが、お礼の言葉は忘れずに伝えましょう。
しかし、遠い親戚や知人、友人などの場合は、感謝の気持ちを表すために内祝いを準備するのもおすすめです。また、内祝いを贈るタイミングは、お祝いをいただいてから1か月以内を目安にしてください。
内祝いを選ぶ際の金額の目安は、目上の方には3分の1、同年代や年下の方には半額を目安にするのが一般的なルールです。さらに、内祝いを贈る際、水引は「紅白蝶結び」のものを選び、表書きには「内祝」と書きましょう。
なお、内祝いには、日持ちするお菓子やお米、実用的な日用品、カタログギフトがおすすめです。
こだわりギフト専門店「はれたね」では、瀬戸内地方(主に岡山県、香川県、愛媛県)の厳選した安心・安全なオーガニック商品をオリジナルのギフトパッケージにて販売しております。⇒こだわりギフト専門店「はれたね」