初節句のお祝いを祖父母からいただいたけれど「内祝いって必要?」や「どんなものを贈ればいいの?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
そこで、本記事ではお返し時期や相場、のしの書き方など、気になるマナーや疑問について解説します。また、よくある質問への回答を通して、感謝の気持ちを伝える贈り物のポイントを分かりやすくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

祖父母への初節句内祝いは必要?
初節句のお祝いに関しては、家族や親しい親族の間で行われる伝統的な行事として、食事会を通じて感謝の気持ちを共有するのが一般的です。しかし、近年では遠方に住む親族や食事会に参加できない方々への感謝を形にするため、内祝いの贈り物を用意するケースが増えています。
特に、初節句のお祝いとして贈られた品物への感謝の気持ちを表すためには、小さな記念品や実用的なギフトを選ぶと良いでしょう。内祝いを贈る際には、相手に負担を感じさせない範囲で心のこもった品を選ぶことが大切です。
このように、内祝いの形は時代とともに変化しつつありますが、大切なのは感謝の気持ちをきちんと伝える点にあります。
祖父母への初節句内祝いを贈る際のマナー
祖父母から初節句のお祝いをいただいた場合、感謝の気持ちを伝えるために内祝いを贈るのが一般的です。内祝いを贈る時期や金額の相場など、マナーを守って贈りましょう。
贈る時期
初節句のお祝いに対する内祝いを贈るタイミングは、相手や状況によって異なります。食事会に招待した場合はその席自体が内祝いの役割を果たすため、別途贈り物を用意する必要はあまりありません。
しかし、遠方に住む親族や食事会に参加できなかった方からお祝いをいただいた際は、早めのお返しを心がけることが大切です。特に、女の子の初節句であれば3月中に、男の子の場合は5月中に贈るのが一般的な目安です。
また、贈り物の選定や準備には時間がかかる場合があるため、あらかじめ計画的に進めるとスムーズです。内祝いは感謝の気持ちを形にするものですので、相手に喜んでもらえるよう心を込めて選びましょう。
相場
初節句の内祝いを準備する際は、いただいたお祝い金額の1/3~半額を目安にするのが一般的です。ただし、親しい家族や祖父母から高額なお祝いをいただいた場合には、その金額にとらわれすぎる必要はありません。
例えば、雛人形や五月人形のように特別な贈り物をいただいた場合には、内祝いの金額よりも心のこもった贈り物や感謝のメッセージを添えることが重要です。また、高額なお祝いの場合、1/3ではなく1/4~1/5程度の返礼を目安にすることも多いです。
内祝いを贈る際には、相手に負担をかけず、感謝の気持ちが伝わる品を選ぶことが大切です。贈る相手との関係性や状況に合わせた配慮が求められます。
関連記事:初節句のお祝いをいただいた場合のマナーとは?内祝いの贈り方やおすすめのギフトをご紹介!
祖父母へ初節句内祝いを贈る際の注意点は3つ
祖父母から初節句のお祝いをもらった場合、内祝いを贈る際の注意点を3つのポイントに絞って解説します。
1.すぐに内祝いを返すのが難しい場合はお礼状を贈る
初節句のお祝いをいただいた際、直接お返しが難しい場合はまず感謝の気持ちをお礼状として伝えることが大切です。お礼状はできるだけ早めに、理想的には3日以内に送るのがマナーとされています。
その後、内祝いの品を贈る際は初節句が無事に終わったことを報告し、感謝の言葉を添えたメッセージを同封すると丁寧です。また、お祝いをくださった方に喜んでもらえるよう、子どもの写真を添えるのも良いアイデアです。
写真は子どもの成長を感じられる記念として受け取られることが多く、特に遠方に住む親族には喜ばれること間違いありません。内祝いを贈る際は、贈るタイミングや内容に細やかな配慮を心がけるとより良い印象を与えるでしょう。
2.高額過ぎる内祝いは贈らない
内祝いを贈る際は金額に関する基本的な相場だけでなく、適切なマナーにも気を配ることが大切です。特に注意すべき点として、いただいたお祝い金額を超える内祝いを贈ることは避けるべきとされています。
たとえば、5,000円のご祝儀をいただいた場合に6,000円相当の内祝いを用意するのは、相手にかえって気を遣わせる結果となり、マナー違反とみなされることがあります。一律で内祝いの品を用意している場合はこうした点を考慮し、贈る相手に応じて調整することが必要です。
相場やマナーを守りながら、感謝の気持ちを丁寧に伝える内祝いを準備することが、良好な関係を築くための重要なポイントです。
3.縁起の悪いものは贈らない
初節句の内祝いを選ぶ際には、贈り物の内容が相手に与える印象にも気を配ることが大切です。特に、緑茶や海苔などの品は地域の特産品であっても、弔事を連想させることから控えるのが無難とされています。
また、刃物やハサミなどの「縁を切る」ことを連想させる品物や、火を連想するキャンドルなどは、内祝いとして適さないとされています。さらに、ハンカチは「手巾(てぎれ)」という別れを連想させるため注意が必要です。
スリッパや靴下なども「目上の人を踏みつける」という意味に捉えられる場合があるため、避けるほうが良いでしょう。贈り物を選ぶ際には、相手に喜んでもらえるものを選ぶだけでなく、縁起や印象への考慮が大切です。
祖父母に喜ばれる初節句内祝いのポイント
初節句のお祝いをいただいた祖父母へ、感謝の気持ちを伝える贈り物をする際、より喜ばれるポイントがいくつかあります。
名入れグッズを贈る
初節句の内祝いには、赤ちゃんの名前を入れた特別なギフトが喜ばれます。名入れギフトは、相手への感謝の気持ちをより一層伝えるだけでなく、記念としても残る魅力的な贈り物です。
たとえば、赤ちゃんの名前を添えたフォトフレームや、写真とともに手形をデザインしたグッズなどが人気です。また、「内祝 ○○(名前)」や「初節句 ○○」といったメッセージを入れることで、特別感がさらに増します。
こうした名入れギフトは、祖父母をはじめとする家族にとって、初節句の思い出を鮮明に心に刻む品物となります。赤ちゃんの成長を感じてもらえるような工夫を取り入れることで、内祝いがより温かいものになるでしょう。
メッセージを添える
初節句の内祝いでは写真や名前とともに、感謝の気持ちを伝えるメッセージを添えることが大切です。メッセージカードのデザインには、かわいらしいものから落ち着いたシンプルなものまで幅広い選択肢がありますが、贈る相手の好みに合わせて選ぶと、より心のこもった印象を与えられます。
また、内容も相手に応じて工夫するとよいでしょう。たとえば、祖父母には赤ちゃんの成長への感謝を、親しい友人には温かいお礼の言葉を添えるなど、相手に合わせたメッセージを書くことで、より深い感謝の気持ちが伝わります。カードに一言を添えるだけで、内祝いがさらに特別なものとなります。
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初節句 内祝い 祖父母でよくある3つの質問
いただいたお祝いに感謝の気持ちを伝えるためにも、内祝いのマナーを知っておくことが大切です。ここでは、祖父母への初節句の内祝いに関するよくある質問をまとめました。
質問1.初節句内祝いの熨斗(のし)の付け方は?
初節句の内祝いを準備する際には、熨斗紙を付けるのが丁寧なマナーとされています。水引には、繰り返しの喜びを意味する「紅白蝶結び」を選ぶとよいでしょう。
表書きには「内祝」や「初節句内祝」などを記載し、下書きには赤ちゃんの名前を記載するのが一般的です。名前を書く際は、親の名前ではなく赤ちゃんの下の名前だけを記載することがポイントです。
また、熨斗紙を選ぶ際にはデザインや書体も控えめで上品なものを選ぶと、相手への感謝の気持ちがより一層伝わります。このように、熨斗紙の使い方や記載内容に注意を払うことで、内祝いがより心のこもった贈り物になります。
質問2.祖父母への初節句内祝いでおすすめのギフトは?
初節句は両親や祖父母にとっても特別な節目であり、内祝いには喜ばれる工夫を凝らすことが大切です。親しい親族からいただいたお祝いに対しては、形式にとらわれすぎず、赤ちゃんの写真や成長のエピソードを綴った手紙を添えるのも良いアイデアです。
また、感謝の気持ちを込めて贈るギフトとしては、軽食やお菓子が人気です。日持ちのするクッキーやマドレーヌは、多くの方に喜ばれる定番の選択肢ですし、ジュースやコーヒー、ゼリーなども幅広い年代に向けた内祝いとして適しています。
さらに、特別感を出したい場合は、高品質なお米やお酒といった少し豪華なアイテムも良い選択肢です。贈り物には感謝をしっかり伝えつつ、相手の好みに配慮することが大切です。
質問3.初節句内祝いの宴席とはどのようなもの?
初節句の内祝いは、家族や親しい方々と楽しく過ごす食事会や心のこもった品物を贈る形で行うのが一般的です。食事会を開く場合、特別にかしこまった形式にする必要はなく、ホームパーティーのようなリラックスした雰囲気で進めるのがおすすめです。
男の子なら五月人形を飾り、柏餅やちまき、カツオやブリを使った料理を用意すると縁起が良いとされています。一方、女の子の場合は、ひな人形と共にちらし寿司やひなあられ、ハマグリのお吸い物を準備すると良いでしょう。
料理の負担を軽減するために、ホテルやレストランのプランを利用したり、ケータリングや出張シェフを活用するのも人気です。これにより、大人数の親族が集まる場合でも、手軽に華やかな初節句を楽しむことができます。
まとめ
本記事では、祖父母への初節句の内祝いについて、贈る際のマナーや注意点、喜ばれるギフトの選び方などを解説しました。
内祝いは必ずしも必要ではありませんが、感謝の気持ちを伝える大切な機会です。贈る場合は、お礼状を添えたり、高額すぎない適切な品物を選ぶなど、マナーに配慮しましょう。名入れグッズやメッセージを添えることで、より気持ちが伝わる贈り物になります。
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