出産内祝いに、命名札をつけるか悩まれている方もおられるのではないでしょうか。命名札は、贈り物を受け取った方に赤ちゃんの名前を知らせる方法の1つですが、地域によって習慣が異なります。
本記事では、出産内祝いに付ける命名札の概要や必要性、書き方、用意する方法をご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
出産内祝いに付ける命名札とは?
命名札は、新生児の名前や誕生日が記載された札で、赤ちゃん誕生のお知らせとともに贈られる場合が多いです。この札は、地域によっては受け取った人が家の目立つ場所に貼る習慣があり、親族や親しい人たちに対して赤ちゃんの名前をお披露目する役割も担っています。
出産内祝いに命名札を添えるのが一般的な地域では、命名札がないと驚かれる場合もあるため、事前に地域の習慣を確認しておきましょう。
出産内祝いへの命名札の必要性
命名札は地域によって習慣が異なり、必ずしも出産内祝いに添える必要はありません。地域によっては、命名札を受け取った方が自宅に飾る習慣が根付いていますが、ほかの地域ではそのような風習がない場合もあります。
このため、命名札を贈る際には、送り先の文化や習慣に合わせて検討しましょう。命名札の代わりに、赤ちゃんの写真や感謝のメッセージをカードにして添える方法も喜ばれます。
命名札の慣習が残る地域
北海道や四国、中国地方の一部、九州、沖縄などでは、赤ちゃんの誕生を祝い、命名札は名前を広めるための大切なアイテムとされているケースが多いです。とくに、沖縄では「命どぅ宝(命こそ宝)」という言葉があり、人と人が想い合う心を大切にしているため、命名札の習慣が根強く残っています。
さらに、5月2日は「命名札の日」として、赤ちゃんの誕生の喜びを周囲と共有する文化もあります。
出産内祝いに付ける命名札の書き方
命名札の書き方には厳密なルールはなく、基本的には中央に赤ちゃんの名前を記載して、必要に応じてふりがなを添えると丁寧です。通常は短冊状の紙に、筆書きやプリントで氏名を記載しますが、文字色には地域の特色もあり、黒や朱色が使われるケースが多いです。
また、双子や三つ子の場合には、1枚に全員の名前をまとめるか、それぞれの命名札を用意する場合もあります。送り先の地域の慣習を考慮して、書き方を工夫しましょう。
出産内祝いに付ける命名札のデザイン例
命名札にはさまざまなデザインがあり、贈る相手に応じて適したタイプのものを選びましょう。一般的なものは、上下に赤い線が入ったシンプルなタイプで、目上の方や伝統を大切にする方におすすめです。
また、華やかな装飾が施されたものや、赤ちゃんの写真を入れられるタイプも人気です。デザインによってはカジュアルな印象を与えるものもあるため、受け取る方の好みや関係性に合わせて選ぶと喜ばれます。
出産内祝いに付ける命名札を用意する方法
次は、出産内祝いに付ける命名札を用意する方法について解説します。
- 命名札を購入してプリントする
- 命名札を付けられるところで贈り物を購入する
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.命名札を購入してプリントする
命名紙はインターネット通販で手軽に購入でき、手書きタイプ以外にも、プリンター対応のものもあり、きれいに仕上げたい方におすすめです。さらに、無料のテンプレートを提供するWEBサイトもあり、和風デザインからポップな柄まで豊富なテンプレートが揃っています。
このため、自分の好みや贈る相手の趣味に合わせて、デザインを選ぶ楽しさがあります。さらに、うまく書けるか不安がある場合でも、手軽に高品質な仕上がりが得られるため安心です。
2.命名札を付けられるところで贈り物を購入する
ギフトショップで命名札を添えてもらう方法は、手軽に利用できる方法の1つです。多くのギフトショップでは、贈り物に合わせて命名札を無料で追加するサービスを提供しています。
しかし、利用できるデザインや記載内容があらかじめ決まっている場合があるため、事前に確認しておくと安心です。贈る相手に喜ばれるよう、ショップのサービス内容に応じて、適切な命名札を選びましょう。
なお、出産内祝いの購入におすすめのサイトについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:出産内祝いの購入におすすめのサイト10選|選び方のポイントやよくある質問をご紹介!
内祝い 命名札でよくある3つの質問
最後に、内祝い 命名札でよくある質問について紹介します。
- 質問1.のしと命名札の両方に名前を書いても大丈夫?
- 質問2.双子が生まれた場合の命名札の書き方は?
- 質問3.命名札に誕生した子の写真を印刷してもいい?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.のしと命名札の両方に名前を書いても大丈夫?
命名札は赤ちゃんの名前を披露する目的で使用され、熨斗の表書きに書く差出人の名前とは役割が異なります。このため、熨斗と命名札の両方に赤ちゃんの名前を記載しても問題はありません。
命名札の一般的な配置としては、中央にフルネームを記して、ふりがなを添えておくと丁寧です。また、熨斗の右側にしっかりと貼り付けるのが一般的です。しかし、地域により命名札や熨斗の表書きのルールが異なる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
質問2.双子が生まれた場合の命名札の書き方は?
双子の赤ちゃんの命名札についても、定められたルールはありません。名前の披露が目的であるため、1人ずつ個別に命名札を準備して並べて貼るか、1枚の命名札に2人の名前をまとめて書く場合もあります。
贈る相手や親族の好みに応じて、適切な形式を選びましょう。事前に年配の家族や地域の慣習に詳しい方に相談しておくと、より安心して準備できます。
なお、双子の出産内祝いでおすすめのギフトについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:双子の出産内祝いでおすすめのギフト5選|金額相場やのし紙の書き方、注意点まで徹底解説!
質問3.命名札に誕生した子の写真を印刷してもいい?
命名札に赤ちゃんの写真を添えるのはマナー違反ではありませんが、相手によっては慎重な配慮が必要です。写真入りの命名札は、家族や親しい友人には喜ばれますが、妊娠に悩んでいる方には気持ちの負担になる可能性があります。
このため、相手の状況や関係性を考慮して、写真を入れるか判断してください。親しい間柄でなければ、シンプルなデザインを選ぶ方がおすすめです。赤ちゃんのお披露目として心を込めつつも、贈る相手の気持ちに寄り添いましょう。
まとめ
本記事では、出産内祝いに付ける命名札の概要や必要性、書き方、用意する方法をご紹介しました。
出産内祝いに命名札を付けるのは、赤ちゃんの誕生や感謝を伝える方法の1つです。しかし、命名札は地域によって習慣が異なり、必ずしも出産内祝いに添える必要はありません。ただし、北海道や四国、中国地方の一部、九州、沖縄などの一部地域では、この慣習が今も根付いています。
また、命名札は、購入したものを自宅でプリントする方法や、内祝いギフトと一緒に用意できるサービスを利用して準備する方法があります。利用できるデザインや記載内容があらかじめ決まっている場合があるため、事前に確認しておくと安心です。
なお、こだわりギフト専門店「はれたね」では、瀬戸内地方(主に岡山県、香川県、愛媛県)の厳選した安心・安全なオーガニック商品をオリジナルのギフトパッケージにて販売しております。命名札のオプションサービスも提供していますので、ぜひご利用ください。⇒こだわりギフト専門店「はれたね」