【犬と引越し】手続きは何をする?必要な届け出をまとめて解説!

【犬と引越し】手続きは何をする?必要な届け出をまとめて解説!

犬と引越しするときは手続きが多くて何から始めたらいいか不安になるかもしれません。

本記事では、犬とスムーズに引越しをするために必要な手続きを、引越し前・引越し後それぞれ分けて分かりやすく解説します。

市区町村への犬の登録変更手続きなど、忘れがちな手続きも網羅しています。安心して引越し準備を進めるためにぜひお読みください。

 

はれきち編集部
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引越し前に行う手続き4つ

引越し前に済ませておくべき手続きは多くあります。ひとつずつ確認していきましょう。

 

1.狂犬病予防注射と鑑札の確認

1.狂犬病予防注射と鑑札の確認

参考:狂犬病予防法

引越し前には、愛犬の狂犬病予防注射と鑑札の確認が必要です。狂犬病予防法により、生後91日以上の犬には年1回の予防注射が義務付けられており、接種後は注射済票を鑑札に装着し、犬に常に着けておく必要があります。

接種が済んでいない、または1年以上経過している場合は速やかに再接種を行いましょう。また、鑑札を持っているか、注射済票が装着されているかも確認が必要です。

紛失時は自治体で再交付を申請し、手数料がかかる場合があります。

 

2.マイクロチップの登録情報の確認(済みの場合)

2.マイクロチップの登録情報の確認(済みの場合)

参考:犬と猫のマイクロチップ情報登録

マイクロチップを装着済みの犬を飼っている場合、引越し前に登録情報の確認と更新を行いましょう。マイクロチップには飼い主や犬の情報が記録されており、住所や電話番号が変わる場合は、環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイトから変更手続きが必要です。

登録証明書と新しい連絡先を準備しましょう。この情報は災害時や迷子時に犬を保護するために重要です。

また、異なる市区町村へ引越す場合は、狂犬病予防法に基づく登録変更も必要です。

 

3.ペット可物件の確保と引越し業者への連絡

ペットとの新生活を始めるには、まず「ペット可」物件の確保が重要です。通常の物件より条件が厳しくなるため、早めに探し始めましょう。

物件選びでは、飼育可能なペットの種類やサイズ、頭数などの規定を確認し、ペットの条件と照らし合わせて選択します。敷金・礼金・家賃の上乗せや追加費用の有無も確認しましょう。

また、動物病院や散歩できる公園など、周辺環境も要チェックです。引越し時は、ペットの輸送が可能な業者かどうか、追加料金の有無も確認しておくと安心です。

 

4.必要に応じて、ペットシッターやペットホテルの予約

引越し当日は慌ただしく、犬に十分な配慮ができない場合もあります。慣れない環境や騒音でストレスを感じやすいため、状況に応じてペットシッターやペットホテルの利用を検討しましょう。

ペットシッターは自宅で世話をしてくれるため、環境変化によるストレスが少なく、普段通りのケアが可能です。一方、ペットホテルは一時的に預けられる施設で、24時間体制のケアや散歩サービスがあり、日帰り利用もできます。

どちらも事前予約が必要で、特に引越しシーズンは早めの手配が安心です。料金や内容は業者により異なるため、比較検討と事前の面談がおすすめです。

 

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引越し後に行う手続き【犬の登録変更】

犬の登録変更は、狂犬病予防法に基づき義務付けられています。手続きを解説します。

 

旧住所地と新住所地が同じ市区町村内の場合

同じ市区町村内での引越しでも、狂犬病予防法に基づき犬の登録住所変更手続きが必要です。窓口・郵送・オンラインの方法があり、登録事項変更届や旧鑑札、注射済票などが必要です。

新住所確認書類や印鑑が求められる場合もあるため、事前に自治体へ確認しましょう。手続きは引越し後速やかに行い、代理人では行えません。

手数料は自治体によって異なりますが、新しい鑑札が無償で交付される場合もあります。

 

旧住所地と新住所地が異なる市区町村の場合

犬の登録情報は市区町村ごとに管理されているため、引越しで住所が市区町村をまたぐ場合は、転出手続きと転入手続きが必要になります。

まず、旧住所地の市区町村役場へ行き、犬の転出届を提出します。この手続きにより、旧住所地での登録が抹消されます。

次に、新住所地の市区町村役場へ行き、犬の転入届を提出します。この際、旧住所地で交付された鑑札が必要になりますので、大切に保管しておきましょう。

転入手続きが完了すると、新住所地での鑑札が交付されます。

 

手続きに必要なもの(自治体によって異なる場合あり)

犬の登録変更には、旧住所地で交付された鑑札、狂犬病予防注射済票(その年に接種済みの場合)、新住所が確認できる書類(住民票、運転免許証、公共料金の領収書など)が必要です。さらに、自治体によっては印鑑や登録料が必要となる場合があります。

申請書は自治体のホームページからダウンロードできることもあります。鑑札を紛失した場合は再交付手続きが必要です。手続きは窓口・郵送・オンラインのいずれかで行えますが、方法や必要書類は自治体ごとに異なるため、事前に確認しておくと安心です。

スムーズな手続きのためにも、早めの準備を心がけましょう。


関連記事:【5分でわかる】引っ越しが決まった場合に必要な手続きとは?時系列でわかりやすく解説!

 

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引越し後に行う手続き【その他】

引越し後は、新居での生活をスムーズに始めるための手続きがいくつかあります。一つずつ確認していきましょう。


動物病院の変更

引越しに伴い動物病院も変更が必要です。現在のかかりつけ病院がある場合は、新居近くの動物病院への紹介状を依頼しましょう。

紹介状があれば過去の治療歴や投薬状況を把握でき、無駄な検査を避けられ、治療の継続もスムーズです。紹介状がない場合は再検査が必要になり、治療方針が変わる場合もあります。

紹介状の作成には費用がかかる場合があります。また、新しい病院が見つかるまでに時間がかかるケースもあるため、薬は多めに処方してもらうと安心です。

紹介がない場合は、インターネットや口コミを活用し、事前に電話で症状への対応や病院の雰囲気を確認して選びましょう。

 

ペット保険の住所変更

引越しに伴い、ペット保険の住所変更も忘れずに行いましょう。手続きを怠ると、保険会社からの重要なお知らせが届かなくなる可能性があるので注意してください。

契約者ご本人による手続きが必要ですので、新住所への引越しが完了後、速やかに行いましょう。ペット保険によってはオンラインで変更の完了が可能です。

 

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引越し当日の犬への配慮

引越し当日は愛犬にとって大きなストレスとなるため、飼い主の配慮が重要です。解説していきます。

 

慣れたおもちゃや毛布などを用意

引越し当日は、ペットにとって慣れない環境となるため、大きなストレスを感じやすい日です。環境の変化によるストレスを少しでも軽減するために、普段から愛用しているおもちゃや毛布、ベッドなどを新居に用意しておきましょう。

これらのアイテムは、ペットにとって安心できる存在であり、新居でも落ち着ける空間を作るのに役立ちます。特に、匂いがついたものは、ペットの安心感を高める効果が期待できます。

 

移動中のストレス軽減策

犬にとって、慣れない環境での移動は大きな負担になります。移動手段に関わらず、愛犬のストレスを最小限に抑えるための工夫が必要です。

車での移動の場合、クレートを車内にしっかりと固定し、犬が安全に過ごせるようにしましょう。長距離移動の際はこまめな休憩を挟み、気分転換と水分補給の機会を与えてください。

公共交通機関を利用する際は、各交通機関の規定をよく確認し、事前に練習しておきましょう。キャリーバッグの使用やサイズ制限など、ルールを守ってスムーズな移動を心がけてください。


新居での環境づくり

まず、愛犬が安心できる場所を作ってあげることが大切です。普段から使っているベッドや毛布、おもちゃなどを新居に用意することで、以前の住居の匂いも一緒に持っていき、少しでも早く新環境に慣れてもらう助けになります。

次に、新居の中に愛犬だけの安全なスペースを確保することも重要です。ケージやサークルなどを設置し、その中でゆっくり休めるようにしてあげましょう。

次に、新居の中に愛犬だけの安全なスペースを確保することも重要です。ケージやサークルなどを設置し、その中でゆっくり休めるようにしてあげましょう。


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こだわりギフト専門店「晴日和松吉商店(はれきち)」のご紹介

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犬と引越しの際の手続きについてよくある質問3つ

犬と引越しする際の手続きについてよくある質問を3つにまとめました。

 

質問1.狂犬病予防注射の証明書を紛失してしまいました。再発行の手続きはどうすれば良いですか?

質問1.狂犬病予防注射の証明書を紛失してしまいました。再発行の手続きはどうすれば良いですか?

参考:犬の鑑札、注射済票について

狂犬病予防注射済票を紛失した場合、再発行の手続きが必要です。手続きは、犬を登録している自治体(市区町村の役所など)で行います。

まず登録している自治体に連絡し、紛失の旨と再発行の方法を確認しましょう。自治体によっては、電話やオンラインで手続きできる場合もあります。

自治体によって必要な書類が異なる場合があるので必ず確認してください。狂犬病予防注射済票の再発行には、数日かかる場合があります。

紛失した済票が見つかった場合は、自治体に連絡しましょう。

 

質問2.賃貸物件で犬を飼う場合、敷金や家賃以外に発生する費用はありますか?

賃貸物件で犬を飼う場合、家賃や敷金・礼金に加えて様々な費用が発生することがあります。まず、ペット専用の敷金が必要な場合があり、これは退去時のクリーニングや修繕費に充てられ、多くは償却されます。

相場は家賃の1~2ヶ月分が一般的です。また、物件によっては毎月の家賃に加えてペット飼育費用が請求されることがあり、数百円から数千円程度が共益費として加算されます。

さらに、契約時にハウスクリーニング費用や消毒費用が別途必要な場合もあります。退去時には、ペットによる汚れや傷に対する追加の修繕費が発生することもあるため、契約内容を事前にしっかり確認しておきましょう。


関連記事:引っ越し費用は何月が安いの?費用を安くするコツや引っ越し時に注意したいトラブルをご紹介!

 

質問3.集合住宅で犬を飼う場合、管理組合への届け出は必要ですか?

ほとんどの集合住宅、特にマンションやアパートなどの賃貸・分譲物件では、ペットの飼育に関する明確な規約が設けられており、飼い始める前には管理会社や管理組合への届け出が義務付けられているケースが一般的です。

これらの規約には、飼育が許可されているペットの種類(犬、猫、小動物など)、体重や体高といったサイズの制限、飼育可能な頭数、さらには共用部での抱っこの義務や移動ルール、騒音への配慮など、細かいルールが記載されている場合もあります。

これらの規約を守らずに無断でペットを飼育すると、近隣住民とのトラブルの原因となるほか、管理組合から注意を受けたり、最悪の場合は契約違反として退去を求められる可能性もあります。特に鳴き声やにおいなど、周囲の生活に影響を及ぼす可能性のある動物の場合は、規約の確認と理解が不可欠です。

 

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まとめ

犬との引越しは、事前の準備と適切な手続きが不可欠です。本記事では、引越し前後の手続き(狂犬病予防注射と鑑札の確認、マイクロチップ登録情報の確認、ペット可物件の確保、を網羅的に解説しました。

スムーズな引越しを実現するために、本記事で紹介した手続きや注意点を確認し、安心して新生活をスタートさせてください。

なお、こだわりギフト専門店「晴日和松吉商店(はれきち)」では、瀬戸内地方(主に岡山県、香川県、愛媛県)の厳選した安心・安全なオーガニック商品をオリジナルのギフトパッケージにて販売しております。名入れのオプションサービスも提供していますので、ぜひご利用ください。こだわりギフト専門店「晴日和松吉商店(はれきち)」

 

はれきち編集部
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