【退職理由の書き方】面接で好印象を与える履歴書の例文集

【退職理由の書き方】面接で好印象を与える履歴書の例文集

転職活動において、履歴書や面接での退職理由の説明は採用担当者に与える印象を大きく左右します。適切な退職理由の書き方を知ると、ネガティブな印象を与えず、むしろ前向きな姿勢をアピールできます。

本記事では、さまざまなシチュエーション別の退職理由の例文と、避けるべき表現・効果的な言い換え方をご紹介します。転職成功への第一歩として、状況に合わせた適切な退職理由の伝え方をマスターしましょう。

 

はれきち編集部
CTA

 

履歴書の退職理由:基本と重要性

履歴書に記載する退職理由は、採用担当者があなたの経歴や価値観を理解する重要な情報です。退職理由は「会社都合(例:倒産、整理解雇)」と「自己都合(例:キャリアアップ、家庭の事情)」に分かれ、それぞれ適切に記載する必要があります。

記載は簡潔かつ前向きにし「一身上の都合により退職」などの表現が一般的です。誠実な印象を与え、面接での会話のきっかけにもなるため、ネガティブな理由よりも前向きな動機を伝えましょう。

 

CTA

 

例文集・前向きな退職理由の書き方

退職理由は、転職活動の成否を左右する可能性があります。退職理由をポジティブに伝えると、採用担当者に好印象を与えられます。以下に状況別の前向きな退職理由の例文をご紹介します。

 

(1) キャリアアップを目指す場合

キャリアアップを理由とした退職理由は、前向きな印象を与えられる代表的なものです。ただし、単に「キャリアアップのため退職」と書くだけでは具体性に欠けます。

以下のように、方向性を明確にした例文がおすすめです。


【例文】

・経営企画の専門性を高めるためキャリアアップを目指し退職

・AI開発スキルの向上を目指し退職

・マネジメント経験を積むためキャリアチェンジし退職


注意点として、前職の不満を引き合いに出さないことが重要です。「仕事を任せてもらえずキャリアアップできなかった」といった否定的な表現は避け、未来志向の表現を心がけましょう。

また、応募先企業で実現できる内容に絞れば、入社意欲と定着性をアピールできます。


(2) ライフスタイルの変化による場合

結婚や出産、介護など、プライベートでの変化に伴う退職は、多くの採用担当者が理解を示す理由です。このような場合、以下のような書き方が効果的です。


【例文】

・ライフプラン見直しのため退職いたしました

・育児・介護のため退職いたしました


特に育児や介護などの理由は、具体的に記載すると誠実な印象を与えられます。ただし、詳細を書きすぎるのは避け、簡潔に要点だけを伝えましょう。

また、転居に伴う退職の場合は次のような表現も使えます。


【例文】

・家族の転勤により転居が必要となったため、やむを得ず退職いたしました。

転居により通勤が困難となったため、退職いたしました。


これらの理由は自己都合退職ではありますが、やむを得ない事情として理解されやすく、面接官に不信感を与えにくい退職理由となります。

 

(3) 学業・自己啓発に関する場合

学業や自己啓発を目的とした退職理由は、前向きな印象を与えやすい内容です。以下のような例文を参考にしてください。


【例文】

▼進学・学業関連

・大学院進学のため退職いたします

・専門知識を深めるため、○○学部に進学するため退職いたします

▼資格取得に関する場合

・○○の資格取得に専念するため退職いたします

・将来のキャリア形成のため、○○の国家資格取得に集中したく退職いたします

▼留学に関する場合

・語学力向上のため海外留学が決まり退職いたします


これらの理由は自己成長を目指す姿勢が伝わるため、将来的に再就職する際にも好印象を与えやすいでしょう。面接時には具体的な学びの内容や、それをどう活かしたいかについても簡潔に説明できるよう準備しておきましょう。


関連記事:【2025年最新】退職挨拶におすすめのお菓子30選|予算相場や注意点もご紹介!

 

CTA

 

例文集・会社都合による退職の書き方

会社都合による退職の場合も、退職理由を適切に書きます。この場合、自己都合退職とは異なり、失業保険の給付制限期間がないなどのメリットがあるので、例文をそれぞれ紹介します。


経営状況・組織変更による場合

会社の業績不振や組織再編による退職は、あなたの能力とは無関係の理由であるため、正直に記載しても問題ありません。このような場合は以下のような例文が効果的です。


【例文】

・業務縮小に伴い事業所が閉鎖されたため、会社都合により退職いたしました

・ 会社の組織再編により、退職いたしました

・ 事業縮小により所属部署が解散となり、退職いたしました


これらの退職理由は採用担当者に対して明確な状況を伝えられます。特に「業務縮小による事業所閉鎖」と具体的に書くと、単なる「会社都合」よりも状況が伝わりやすくなります。

なお、転職活動において「会社都合」と記載すると「解雇された」という誤解を招く可能性があるという懸念もありますが、上記のように具体的な状況を簡潔に添えれば、そのような誤解を防げます。

面接では「事業所閉鎖に伴い転勤の打診もありましたが、家庭の事情により辞退し退職となりました」など、より詳細に説明できる準備をしておくとよいでしょう。

 

契約・雇用形態に関する場合

契約や雇用形態に関する退職は、自己都合というよりも期間や条件による区切りが主な理由となります。このような場合は、次のような例文が適切です。


【例文】

・契約期間の満了に伴い、退職いたしました

・ 担当プロジェクトの終了により、退職いたしました

・ 派遣契約の終了に伴い、退職いたしました


これらの表現は客観的な事実を述べているため、面接官に対して誠実な印象を与えられます。特に有期雇用の場合は「契約内容と実態が異なっていた」という表現よりも「契約期間満了」という中立的な表現が好ましいでしょう。

例えば、派遣社員として働いていた場合は「派遣契約の満了に伴い退職いたしました」と記載すれば、自然な形での退職であると示せます。もし転職理由を聞かれた場合は「派遣ではなく正社員としてキャリアを築きたいと考えました」など、前向きな理由を付け加えるとより効果的です。


関連記事:退職の意思をメールで伝えるのは問題ない?メールで伝える際の注意点やよくある質問をご紹介!

 

CTA

 

例文集・特殊なケースの退職理由

特殊なケースの退職理由を履歴書に記載する際は、状況に応じた適切な表現を選びましょう。

 

短期間での退職を説明する場合

短期間での退職理由は、採用担当者が最も気にするポイントの一つです。この場合、ネガティブな印象を与えず、前向きな表現で説明します。

 

【例文】
・業務との適性に不一致があったため、退職いたしました

・業務内容と自身への期待に相違があったため、退職いたしました

 

ポイントは、前職を一方的に批判せず、自分なりに改善の努力をした点や、この経験から学んだことを伝えてください。また退職理由(2割)よりも、今後の目標やビジョン(8割)に重点を置いて説明すると、採用担当者に前向きな印象を与えられます。

 

複数回の転職歴がある場合

複数回の転職歴がある場合は、一貫性のある前向きな理由を伝えましょう。転職の経験を通じて得た多様なスキルや幅広い視点をアピールできる書き方を心がけましょう。

 

【例文】

・様々な業界での経験を通じて、〇〇分野に特化したスキルを磨くため退職いたしました

・複数の企業での経験を通じて、〇〇と△△の両方のスキルを習得するため計画的に転職いたしました。


転職を通じて「一貫した軸」があったことを示しましょう。「目的意識を持って」転職してきたのをアピールして、複数企業での経験を「強み」として表現します。

異なる環境での適応力や多様な経験から得た知見など、複数回の転職だからこそ培われた価値を前向きに表現しましょう。

 

CTA

 

NG表現と効果的な言い換え例

 

ネガティブな表現の言い換え

退職理由を履歴書や面接で伝える際、ネガティブな表現はポジティブな印象を与える言葉に言い換えましょう。以下に効果的な言い換え例をご紹介します。


【例文】

・NG:「人間関係の悪化により退職」
→ OK:「職場環境の変化により退職」「多様な視点を取り入れたチーム環境を求めて退職」

 

・NG:「給与に不満があり退職」
→ OK:「キャリアプラン見直しのため退職」「スキルや実績に見合った評価を求めて退職」

 

・NG:「残業が多くて体調を崩したため退職」
→ OK:「ワークライフバランスの見直しのため退職」

 

言い換える際は、単に表現を変えるだけでなく、その後のキャリアビジョンや志望動機に自然につながるよう工夫しましょう。

 

曖昧すぎる表現の具体化

履歴書に「諸般の事情」「個人的な理由」といった曖昧な表現を使うと、面接官に「何か隠している」という印象を与えてしまいます。このような抽象的な表現は、具体的で前向きな理由に言い換えましょう。


例文

・NG:「諸般の事情により退職」

→OK:「自己都合により退職」または「キャリア形成のため退職」


・NG:「個人的な理由で退職」

→「ライフプラン見直しのため退職」


・NG:「一身上の都合により退職」

→OK:「スキルアップを目指し退職」


・NG:「家庭の事情により退職」

→OK:「育児との両立のため退職」


具体的な表現に言い換える際のポイントは「何のために退職したのか」という目的を明確にします。例えば「自己研鑽のため」と書くよりも「ITスキル向上のための学習時間確保のため」と書く方が、あなたの意欲や計画性が伝わります。

面接で詳しく聞かれる可能性が高いので、具体的な表現に言い換えた上で、その内容に沿った詳細な説明ができるよう準備しておきましょう。


関連記事:退職の申し出はいつまでにするべき?スケジュールの目安や円満退職のポイントをご紹介!

 

CTA

 

こだわりギフト専門店「晴日和松吉商店(はれきち)」のご紹介

こだわりギフト専門店「晴日和松吉商店(はれきち)」のご紹介

こだわりギフト専門店「晴日和松吉商店(はれきち)」では、瀬戸内地方で厳選した「きぬむすめ」や「こしひかり」などのお米をオリジナルのギフトパッケージにて販売しております。パッケージデザインは、シンプルながらも、洗練されたモダンなデザインが人気です。

また、パッケージは9種類あり、用途や贈る相手に合わせてデザインを選択できます。さらに、名入れのオプションサービスや急ぎの注文にも対応しています。こだわりギフト専門店「晴日和松吉商店(はれきち)」

 

CTA

 

退職理由の書き方でよくある質問3つ

 

質問1.職務経歴書と履歴書で退職理由の書き方を変えるべきですか?

基本的に、職務経歴書と履歴書では退職理由の書き方に一貫性を持たせるべきです。ただし、それぞれの書類の特性に合わせた表現の調整は必要です。

履歴書の場合は、スペースが限られているため、簡潔な表現が求められます。「キャリアアップのため退職」「会社都合により退職」など、端的な理由を記載するのが適切です。

職務経歴書の場合は、より詳細な説明が可能なため「営業職としての専門性を高めるため、業界トップ企業への転職を決意しました」など、具体的かつ前向きな表現で退職理由を説明できます。採用担当者は必ず両方の書類を照らし合わせて確認します。

一方で「家庭の事情」、もう一方で「キャリアアップ」と異なる理由を記載すると、信頼性を損なう恐れがあります。同じ内容を一貫して説明できるよう、事前に退職理由を整理しておいてください。

 

質問2.転職先の企業文化や業界によって、退職理由の書き方を変えるべきでしょうか?

退職理由は、転職先の企業文化や業界特性に合わせて表現を工夫すれば、より好印象を与えられます。保守的な業界では安定志向や忠誠心を強調し、IT・クリエイティブ業界では挑戦意欲や柔軟性を示すのが効果的です。

ベンチャー企業には主体性やスピード感への適応力を、グローバル企業には多様性や国際視野への関心を伝えるとよいでしょう。企業理念や業界の課題に共感する姿勢も加えれば、採用担当者に誠実かつ前向きな印象を与えられます。

 

質問3.前職での解雇・懲戒解雇の場合、退職理由はどのように書くべきですか?

解雇や懲戒解雇の事実がある場合でも、履歴書では正直さと前向きな姿勢が重要です。事実を偽るのは避け、詳細は記載せず「会社都合により退職」「職務適性の相違による退職」など簡潔な表現を用います。

懲戒解雇の場合は「自己都合退職」と記載し、面接時に反省や学びを簡潔に伝える準備をしましょう。言い訳ではなく、責任を認め、成長への意欲を示します。

また、転職エージェントや採用担当者には事前に正直に状況を伝え、適切な対応策を相談すれば、信頼獲得につながります。

 

CTA

 

まとめ

退職理由は転職活動の成否を左右する重要な要素です。履歴書や面接では、キャリアアップ、ライフスタイルの変化、会社都合など、状況に応じた適切な表現を選びましょう。

前向きな理由を簡潔に伝え、ネガティブな表現は避けることがポイントです。適切な退職理由の伝え方をマスターし、次のキャリアへの第一歩を確実に踏み出しましょう。

なお、こだわりギフト専門店「晴日和松吉商店(はれきち)」では、瀬戸内地方(主に岡山県、香川県、愛媛県)の厳選した安心・安全なオーガニック商品をオリジナルのギフトパッケージにて販売しております。名入れのオプションサービスも提供していますので、ぜひご利用ください。こだわりギフト専門店「晴日和松吉商店(はれきち)」

 

はれきち編集部
CTA

 

ブログに戻る