引っ越しを検討している方で、引っ越し日の決め方に悩まれている方もおられるのではないでしょうか。引っ越し日は入居日と同日か、退去日より前に設定するのが基本ですが、計画的なスケジュール設定が欠かせません。
本記事では、引っ越し日の決め方や決めるまでの流れ、ポイントをご紹介します。また、よくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
引っ越し日の決め方は?
引っ越しの日程は、入居日と同日かそれ以降で、退去日より前に設定するのが基本です。天候の変化やそのほかの予期せぬ事態で、引っ越しの予定が延期されるリスクも考慮する必要があります。
このため、退去日よりも約1週間前に引っ越しを計画するのがおすすめです。また、入居日や退去日を確認しながら、引っ越し日は最後に決定するようにしましょう。
入居日の決め方
入居日を決める際には、契約上の「賃料が発生する日」と同じ日に設定するか、できるだけ早めに設定するのがおすすめです。これにより、「実際に住んでいない期間の賃料」を無駄に支払うリスクを避けられます。
また、退去日や引っ越し日が確定していない場合は、入居日を基準に日程を調整するのがおすすめです。賃料が発生する日や入居日を選べる場合は、引っ越し日や退去日が確定した段階で連絡する方法を検討しましょう。
退去日の決め方
退去日の設定は、新居の契約が決まった後、すぐに決定しましょう。退去日と引っ越し日をできるだけ近い日程にすれば、無駄な家賃の発生を抑えられます。
しかし、退去日と引っ越し日を同日に設定するのはリスクがあるため、落ち着いて片付けができる日程を確保することが大切です。契約内容をよく確認すれば、予期せぬトラブルを回避でき、スムーズな引っ越しが実現します。
引っ越し日を決めるまでの流れ
次は、引っ越し日を決めるまでの流れについて解説します。
- ステップ1.新居の物件に申し込む
- ステップ2.住居の解約を予告し、退去日を決める
- ステップ3.入居日を決める
- ステップ4.引っ越しする日を決める
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
ステップ1.新居の物件に申し込む
物件選びの際には、入居可能な日程を確認しておく必要があります。そのうえで、必要な書類を揃えて不動産会社に提出して、申し込みをしましょう。
提出された書類をもとに入居審査が進められるため、書類に誤りがないかしっかり確認しなければなりません。また、審査に合格すると、重要事項の説明が実施されて、契約手続きへと進みます。
ステップ2.住居の解約を予告し、退去日を決める
解約手続きは、契約で定められた解約予告期間に従って進めましょう。このため、事前に重要事項説明書や賃貸借契約書で、期限を確認しておくことが大切です。
退去日を設定したら、電気・ガス・水道などのライフラインの停止手続きも忘れずに実施しましょう。また、必要に応じて部屋のクリーニングを実施しておけば、スムーズな退去が可能です。
ステップ3.入居日を決める
入居日については、大家や管理会社との協議のうえで決定されます。物件がすでに空いているか、これから空く予定かによって、入居できる日付が変わる場合があります。
特定の日に入居したい場合は、早めにその旨を伝えるようにしてください。このように、入居日の調整をスムーズに進めるためには、事前の連絡が欠かせません。
ステップ4.引っ越しする日を決める
退去を予定している場合、まず初めに引っ越し業者の予約をしなければなりません。たとえば、3〜4月の繁忙期には、業者の空きが少なくなるため、早めの対応が必須になります。
さらに、縁起のよい日に引っ越したい場合は、予約が埋まりやすいため、早めのスケジュール確保が求められます。また、複数の引っ越し業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討して、自分のニーズに合った業者を選びましょう。
なお、引っ越しに最適な5つの吉日については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:引っ越しに最適な5つの吉日|引っ越しに向かない日や吉日を選べないときの対策をご紹介!
引っ越し日を決めるポイントは3つ
次は、引っ越し日を決めるポイントについて解説します。
- 退去日の調整後に入居日を決める
- スケジュールに余裕を持たせる
- 家賃を日割りできるか確認する
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
1.退去日の調整後に入居日を決める
旧居の解約には期限があるため、退去日が調整しにくいケースが多いです。また、新居の契約時に、不動産会社から入居日を尋ねられるケースがあります。
もし、その時点で退去日が確定していない場合は、すぐに答えず、後日調整するのがおすすめです。場合によっては、入居日を数日ずらすと、スムーズに移行できる可能性があります。
2.スケジュールに余裕を持たせる
引っ越しの際、家賃の二重払いを避けるために、退去日と入居日を同日に設定するのが理想的です。しかし、現実には1日ですべての引っ越し作業を終えるのは困難です。
さらに、スケジュールがタイトになると、予期せぬトラブルが発生する可能性があります。このため、退去日と入居日を数日ずらし、作業に余裕を持たせておくと、スムーズに引っ越しを進められます。
3.家賃を日割りできるか確認する
引っ越しを計画する際には、家賃の発生期間に注意して、無駄な支出を避けるために日割り計算が適用されるかどうかを確認する必要があります。契約内容を事前に確認し、家賃の二重払いを避けるためには、入居日と退去日の間隔を短くするのが効果的です。
もし、不明点があれば、不動産会社に相談し、適切なアドバイスを得るようにしてください。
引っ越し日の決め方でよくある3つの質問
最後に、引っ越し日の決め方でよくある質問について紹介します。
- 質問1.引っ越しの何日前に大家さんへ退去の連絡をするべき?
- 質問2.引っ越しのスケジュールにズレが生じた場合の対処法は?
- 質問3.引っ越しの挨拶で気をつけるポイントは?
それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。
質問1.引っ越しの何日前に大家さんへ退去の連絡をするべき?
退去通知は、退去予定日の1か月前が一般的とされていますが、契約書に具体的な通知期限が明記されている場合があります。物件によっては、退去通知を2か月前に設定している場合もあるため、契約書をよく確認することが大切です。
通知を怠ったり期限を過ぎたりすると、翌月の家賃を支払う必要が生じる可能性があるため、注意が必要です。また、電話での連絡だけでなく、メールや書面で通知を残しておくと、退去日の認識違いを防げます。
質問2.引っ越しのスケジュールにズレが生じた場合の対処法は?
引っ越しの際、工事や修理の遅れ、仕事や学業の都合で計画通りに進まない場合があります。このような場合、引っ越し業者に早急に連絡して、スケジュール変更について相談することが大切です。
多くの業者では、引っ越し予定日の3日前までのキャンセルで費用が発生しないため、スケジュールの変更が必要な場合は、無駄な費用を抑えるためにも早めに決断しましょう。さらに、荷物の一時保管や仮住まいの確保についても検討しなければなりません。
質問3.引っ越しの挨拶で気をつけるポイントは?
引っ越しの際には、周囲への挨拶が大切です。挨拶をするタイミングや範囲に気を配り、礼儀正しい印象を与えましょう。
さらに、挨拶の際に渡す品物についても、相手が喜んで受け取れるよう、消耗品や長持ちするお菓子、お米など、負担にならない贈り物を選ぶのが望ましいです。このように、気遣いを忘れずに行動するのが、良好な関係を築く一助となります。
なお、引っ越しの挨拶におすすめの粗品については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:【2024年最新版】引っ越しの挨拶におすすめの粗品15選!選ぶ際のポイントや人気の粗品をご紹介!
まとめ
本記事では、引っ越し日の決め方や決めるまでの流れ、ポイントをご紹介しました。
引っ越し日を決める際は、退去日と入居日の調整が欠かせません。入居日は、契約上の「賃料が発生する日」と同じ日に設定するか、できるだけ早めに設定すると、無駄な賃料を支払わずに済みます。
一方、退去日の設定は、新居の契約が決まった後、すぐに決めて、退去日と引っ越し日を近い日にするのがおすすめです。また、退去日を調整した後に入居日や引っ越し日を決めるようにしてください。
さらに、無駄な支出を避けるために、日割り計算が適用されるか不動産会社へ確認するのがおすすめです。なお、引っ越しの際には、近隣の方への挨拶と手土産を忘れないようにしましょう。
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