【プロが解説】周年記念誌とは?発行するメリットや作成する際のポイントをご紹介!

【プロが解説】周年記念誌とは?発行するメリットや作成する際のポイントをご紹介!

企業の節目を祝う周年記念事業。その集大成として形に残る記念誌の作成を検討している方も多いのではないでしょうか?

本記事では、周年記念誌とは何か、発行するメリット、作成ポイント、よくある質問など、記念誌制作に関するあらゆる疑問を解消します。

周年事業を成功させ、企業の未来への礎となるような記念誌を作り上げるためのヒントが満載です。ぜひ最後までご覧ください。

 

はれきち編集部
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周年記念誌とは?

記念誌は特定の出来事や節目を記録し、その意義を伝えるために発行される冊子です。企業や学校、官公庁、各種団体など、さまざまな組織や個人が発行し、関係者への感謝や功績の紹介、未来への展望を伝える役割を持ちます。

内容は自由度が高く、歴史の振り返りやインタビュー、写真など多彩な構成が可能です。周年記念や創立記念、受賞など、発行の目的も多岐にわたり、関係者の記憶に残る貴重な記録として活用されます。


周年事業と記念誌の関係

法人を長く存続させることは容易ではなく、創業や設立の節目に行われる周年事業には特別な意義があります。この機会に制作される記念誌は、企業や団体の歩みを伝えるだけでなく、関係者や社会に向けたメッセージを発信するのが役割です。

記念誌に加え、オリジナルのロゴや映像の制作、記念イベントの開催など、さまざまな取り組みが行われます。近年では、周年事業がブランディングや広報の一環としても活用され、より戦略的な位置づけとなっています。


周年記念誌を発行するタイミング

記念誌は周年事業の一環として発行されることが多いため、そのタイミングは非常に重要です。特に、記念式典やイベントに合わせて配付すると、参加者の印象に残りやすく、より意義深いものになるでしょう。

また、記念事業の実施年度内や翌年度に発行することで、当日の様子や関係者の声を盛り込むことができ、より充実した内容となります。適切な発行時期を選ぶことで、記念誌の価値を最大限に高め、より多くの人にその意義を伝えることができます。


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周年記念誌を発行するメリット

周年記念誌を作成・発行することで、企業はさまざまなメリットを得ることができます。主なメリットとして下記の2つが挙げられます。


企業のブランド価値を高められる

記念誌は企業や団体の歩みや成果を記録するだけでなく、ブランド価値を高める重要な役割を果たします。社内では、制作過程を通じて部署間の協力が生まれ、社員の一体感が向上する機会にもなります。

完成した記念誌を手にすることで、自社の歴史や成長を実感し、誇りを持つきっかけとなるでしょう。対外的には、取引先や顧客に企業の信頼性や社会的貢献を伝える有効なツールとなります。記念誌を活用することで、企業の価値を多方面に発信できるのです。


感謝を伝える手段として活用できる

企業や団体が長年存続できたのは、社員や取引先をはじめとする多くの関係者の支えがあったからこそです。記念誌は、そうしたステークホルダーへの感謝を伝え、これまでの成果を共有する重要な手段の一つです。

記念式典やイベントで配布すれば、節目を象徴する記念品となり、より深い印象を残すことができます。また、社内外の関係者との結びつきを強めるコミュニケーションツールとしても活用され、企業の価値を改めて認識するきっかけにもなります。


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周年記念誌を作成する際のポイントは3つ

周年記念誌は、単なる記録集ではなく、企業の未来を築くための重要なツールです。作成にあたっては、以下の3つのポイントを意識しましょう。


1.目的を明確にする

記念誌を制作する際は、その目的を明確にすることが重要です。単に過去の出来事を記録するだけではなく、誰に何を伝えたいのかを意識しながら企画を立てることで、より効果的な記念誌になります。

コンセプトが曖昧なまま進めると、内容が散漫になり、本来伝えたかったメッセージが埋もれてしまう可能性があります。そのため、「企業の価値を伝える」「社内の結束を強める」などの方向性を決めた上で、必要なコンテンツを精査し、統一感のある誌面作りを心がけることが大切です。


2.未来への足がかりとして考える

記念誌の制作において重要なのは、単に過去を振り返るだけでなく、未来への指針となるような内容を盛り込むことです。記念誌を通じて、企業の理念や今後の展望を明確にし、それを関係者と共有することで、組織全体の一体感が生まれます。

また、従業員が主体的に関われる企画を取り入れることで、周年事業への参加意識が高まり、社内の結束力向上にもつながります。未来を意識した記念誌づくりが、企業の発展を支える大きな力となるでしょう。


3.スケジュール管理を徹底する

記念誌の制作は多くの人が関わるプロジェクトとなるため、スムーズな進行には計画的なスケジュール管理が欠かせません。周年イベントや発行日を考慮し、余裕をもったスケジュールを立てることが重要です。

特に原稿執筆やアンケートの回収など、関係者の協力が必要な作業は早めに依頼し、進捗を確認しながら進めると良いでしょう。制作の各段階で具体的な締切を設定し、進捗状況を管理することで、確実に完成へと導くことができます。


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周年記念誌作成の流れ

記念誌の制作には十分な準備期間が必要であり、スムーズな進行のためには明確な計画を立てることが重要です。まず、編集委員会を立ち上げ、目的やターゲット読者を設定します。続いて、全体の構成やデザインの方向性を決定し、企画書を作成しましょう。

そして「資料の収集、取材、撮影を行い、必要なコンテンツを整理します。原稿の執筆・編集が完了したら、デザイナーと協力しレイアウトを整えます。校正を重ねて内容を精査し、最終確認後、印刷・製本を経て完成となります。


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周年記念誌の基本的な構成

記念誌を制作する際、基本的な構成を押さえておくことが重要です。特に周年記念誌は、多くの関係者が目にするため、読みやすく整理された内容が求められます。

一般的には、冒頭に発行の意義や関係者からの祝辞を掲載し、企業や団体の歩みを写真や図表とともに振り返る構成が多く採用されます。さらに、特集記事や寄稿を加えることで、読み応えのある内容に仕上がります。巻末には年表や組織図をまとめ、記録資料としての価値を高めるとよいでしょう。


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周年記念誌のおすすめアイデア3選

周年記念誌は、単なる記録誌ではなく、企業の魅力を内外に発信する絶好のツールです。読者の興味を引き、記憶に残る誌面にするためのアイデアを3つご紹介します。


1.社員座談会を記事化する

長年勤めてきた社員や経営陣を招き、座談会を開催するのも記念誌にふさわしい企画の一つです。これまでの歩みや印象的な出来事、当時の職場の雰囲気などを語り合うことで、企業の歴史や文化をより深く伝えることができます。

普段は聞く機会の少ない経営陣の考えや、創業当時のエピソードを共有することで、社員の理解や共感を得る良い機会にもなります。座談会の内容を記事として残すことで、未来の世代にも企業の成り立ちや価値観を伝える貴重な記録となるでしょう。


2.社員インタビューページを設ける

記念誌に創業者や経営陣、長年勤めた社員のインタビューを掲載すれば、組織の歴史や理念をより深く伝えることができます。個々の経験や視点を共有することで、企業の成長過程や大切にしてきた価値観を読者に伝えられるでしょう。

社長だけでなく、管理職や若手社員の声を取り入れることで、多角的な視点が加わり、より読み応えのある内容になります。異なる立場の意見を記録することで、企業のこれまでとこれからをつなぐ貴重な資料となるでしょう。


3.全社員のアンケート結果を載せる

記念誌に社員アンケートを取り入れることで、より親しみやすく参加意識の高い内容にできます。性別や年代といった基本情報に加え、入社のきっかけや仕事への想い、趣味、休日の過ごし方などを集計し、グラフやコメントとともに掲載することで、社内の雰囲気が伝わる誌面になるでしょう。

こうした「社員参加型」の企画は、回答した本人も興味を持って読み進めやすくなり、社内コミュニケーションの活性化にもつながります。楽しみながら自社への理解を深める良い機会となるでしょう。


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周年記念事業の施策例

周年事業では企業の節目を祝うだけでなく、ブランドの価値向上や社内外への発信強化を目的としたさまざまな施策が実施されます。例えば、記念誌や社史の発行、特設Webサイトの開設、周年ロゴや記念動画の制作、記念品の配布などが一般的です。

また、社員向けには記念式典や研修、旅行などを企画し、社内の結束を深める機会にもなります。ターゲットや目的に応じて最適な施策を選び、戦略的に周年事業を展開することが成功の鍵となるでしょう。


関連記事:【2025年最新】人気の周年記念品5選|記念品の選び方や予算、贈るメリットまで解説!


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こだわりギフト専門店「晴日和松吉商店(はれきち)」のご紹介

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周年記念誌でよくある3つの質問

周年記念誌の制作を考える際に、よくいただく3つの質問とその回答をご紹介します。


質問1.社史・記念誌制作の相場は?

記念誌や社史の制作費用は、仕様や内容によって大きく変動します。制作部数、ページ数、取材・撮影の規模、デザインのクオリティなど、さまざまな要素が影響を与えます。

簡易なパンフレットタイプであれば比較的低コストで済みますが、ページ数が多く、充実した取材・編集を伴う場合は、それに応じた費用が必要です。そのため、制作の目的やコンセプトを明確にし、予算と内容のバランスを考えながら進めることが重要です。


質問2.社史・周年誌との違いは?

記念誌とは企業や団体、学校などが特定の節目や出来事を記念して発行する冊子のことです。多くは創立や設立の周年に合わせて制作されますが、必ずしも決まったタイミングがあるわけではなく、柔軟な内容構成が可能です。

似たものとして「社史」と「周年誌」があります。「社史」は企業の成り立ちや発展の過程をまとめたもので、周年に限らず制作されることもあります。

一方、「周年誌」は特定の周年を祝うために発行されるもので、記念誌の中でもより節目を意識したものといえます。


質問3.記念誌制作会社(制作パートナー)の選び方は?

記念誌の制作には長期間を要することが多く、スムーズな進行のためには信頼できる制作(印刷)会社の選定が重要です。途中で発生する可能性のあるトラブルや修正対応を円滑に進めるためにも、サポート体制が整っているか、相談しやすい環境があるかを事前に確認することが大切です。

また、過去の実績や対応の柔軟性も考慮し、記念誌の目的や内容に適したパートナーを選ぶことで、より質の高い仕上がりが期待できます。


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まとめ

本記事では、周年記念誌の発行メリットや作成ポイント、構成例、アイデア、よくある質問など、周年記念誌に関するさまざまな情報を網羅的に解説しました。

ぜひ本記事を参考にして記憶に残る、そして未来への礎となるような一冊を制作してみてください。

なお、こだわりギフト専門店「晴日和松吉商店(はれきち)」では、瀬戸内地方(主に岡山県、香川県、愛媛県)の厳選した安心・安全なオーガニック商品をオリジナルのギフトパッケージにて販売しております。名入れのオプションサービスも提供していますので、ぜひご利用ください。こだわりギフト専門店「晴日和松吉商店(はれきち)」

 

はれきち編集部
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