香典返しで喜ばれるものとは?失敗しない品選びのポイントと注意点をご紹介!

香典返しで喜ばれるものとは?失敗しない品選びのポイントと注意点をご紹介!

遺族にとって、大切な方を偲び、故人へのお心遣いをいただいた方々に感謝を伝える香典返しは、とても大切な意味を持つものです。「香典返しはどんなものが喜ばれるのか分からない」「何を選べばいいのか」など、悩む方もおられるのではないでしょうか。

この記事では、感謝の気持ちを伝えるのにふさわしい香典返しの選び方や、金額の相場、知っておくべきマナーを解説します。また、香典返しで喜ばれるギフト、よくある質問まで、情報を網羅的にご紹介します。

 

はれきち編集部

CTA

香典返しとは?

香典返しとは、故人への供養としていただいた香典に対して、感謝の気持ちを伝えるための贈りものです。四十九日の法要を終えた後、忌明けの報告とともにお渡しするのが一般的なマナーとされています。

香典返しの相場は、いただいた香典の金額の半額(半返し)が目安です。しかし、高額な香典をいただいた場合は3分の1返しでも差し支えないとされています。

近年では、葬儀当日に香典返しを渡す当日返しも増えており、その場合の相場は2,000円〜3,000円程度が一般的です。


CTA

香典返しにふさわしい品物選びの3つポイント

香典返しは、不祝儀を後に残さないという意味合いから、「消え物」と呼ばれる消費するとなくなるものがよいとされています。食品や日用品があげられますが、香典返しにふさわしい品物選びのポイントについて詳しくご紹介します。


1.品物の選び方

香典返しの品物を選ぶ際は、相手に負担をかけず、誰もが受け取りやすいものを選びましょう。肉や魚などの生鮮品、お酒、昆布、かつお節など、お祝い事を連想させるものは避けるべきです。

また、香典返しは感謝の気持ちを表すもののため、安すぎるものや高すぎるものも避けるようにしましょう。


2.賞味期限や日持ち

食品を贈る際は、賞味期限が長いものや、個包装されているものを選ぶと、相手に気を使わせずに受け取ってもらえます。遠方の方へ贈る場合や、すぐに食べきれない可能性のあるご家庭への配慮として、日持ちのよさは大切なポイントです。

また、個包装は、複数人で分け合う必要がある場合や、少しずつ楽しみたい場合に便利です。相手のライフスタイルを考慮して、負担なく受け取ってもらえるような品物を選びましょう。


3.宗教・宗派の違い

宗教や宗派によって、香典返しのマナーや品物が異なる場合があります。たとえば、仏教以外では蓮の花が描かれた掛け紙は避けるべきとされています。

また、キリスト教では本来、香典返しの習慣はありませんが、日本では「御花料」のお返しとして贈る場合が一般的です。特定の宗教では肉や魚をタブーとする場合もあるため、事前に相手の宗教を確認できれば、より丁寧な対応となります。


CTA

香典返しで喜ばれるもの8選

香典返しの品物は多岐にわたりますが、喜ばれるものをご紹介します。それぞれ詳しく解説します。


1.お米

お米は、毎日の食事に欠かせない実用的なギフトであり、香典返しに選ばれる人気の高い品物です。感謝の気持ちを形にするには最適な品物であり、高級銘柄米は、普段自分では買わないような特別な品として喜ばれます。

日持ちもするため、焦って消費する必要がない点もメリットです。また、最近では個包装されたものや、食べ比べセットなど、さまざまな種類のお米ギフトがあります。

なお、お米ギフトについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:【2024年最新版】お米ギフト15選!ギフトにお米がおすすめの理由についても詳しく紹介します!


2.お菓子

日持ちがして個包装されているお菓子は、職場やご親戚など、複数の方へまとめてお返しをする場合に重宝します。和菓子なら羊羹や最中、洋菓子ならクッキーやフィナンシェなど、日持ちのする焼き菓子がおすすめです。

また、お菓子は老若男女問わず好まれやすく、相手の好みに合わせて種類を選べる点もメリットです。また、見た目にも美しい上品なパッケージのものは、感謝の気持ちを伝えるのに適しています。


3.飲み物

日本茶やコーヒー、紅茶などの飲み物は、香典返しに選ばれる場合が多い品です。「不幸を流す」という意味合いがあるとされており、縁起がよいとされています。

日本茶は仏教の修行に使われるため、香典返しにふさわしいとされてきました。相手の好みが分かる場合は、コーヒーや紅茶も選択肢に入れましょう。


4.洗剤・石鹸

洗剤や石鹸には、「悲しみを洗い流す」という意味合いが込められており、縁起がよいとされています。普段の生活で誰もが使う日用品であり、いくつあっても困らないため、香典返しとして大変喜ばれる品物です。

環境に配慮したオーガニック洗剤や、上質な香りの石鹸など、少し特別感のあるものがおすすめです。


5.タオル・寝具

タオルには「悲しみの涙を拭う」という意味が込められており、香典返しにふさわしい品物です。普段使いしやすいシンプルなデザインのものや、上質な素材のものが喜ばれる傾向にあります。

吸水性や肌触りのよさにこだわったタオルは、受け取った方に日々の生活で使ってもらいやすく、重宝されます。また、シーツや枕カバーなどの寝具も、同様の意味合いで選ばれる場合があります。


6.調味料・乾物

醤油や油、お味噌といった調味料や、フリーズドライのお味噌汁、佃煮といった乾物も、日持ちがして実用性が高いため喜ばれます。セット商品も多く、見栄えもよいため、贈る相手に合わせて選べます。

また、調味料は、毎日の料理に欠かせない消耗品であり、もらう側の負担が少ないため、幅広い世代に受け入れられやすいものです。


7.故人の好みを反映したギフト

故人が生前好きだったものをギフトとして贈る方法も、感謝の気持ちを伝えるひとつです。たとえば、故人が趣味としていたお花や、好んで食べていた食品など、故人を偲ぶ気持ちを共有できる品物を選ぶと、受け取った方も温かい気持ちになります。

しかし、相手に不快な思いをさせないように、品物の種類や量には配慮が必要です。


8.カタログギフト

カタログギフトは、相手の好みが分からなくても安心して贈れる万能な品物です。食品や雑貨、体験型ギフトなど、様々なジャンルの商品が掲載されているため、贈る相手が本当に欲しいものを選べます。

高額な香典をいただいた際に、品物の金額が分かりにくく、相手に気を遣わせないというメリットがあります。


CTA

香典返しで避けるべき品物

香典返しには、マナーとして避けるべき品物も存在します。贈る相手に失礼にならないよう、事前に確認しておきましょう。

  • 四本足の動物や生臭もの

肉や魚などの「四つ足生臭もの」は、殺生を連想させるため、慶事と同様に避けるのがマナー。また、これらを使用した加工品も避けるべきといわれている

  • お祝い事を連想させるもの

昆布や鰹節、お酒、おめでたい柄の食器などは、お祝い事を連想させるため、香典返しには不向き。昆布や鰹節は「喜ぶ」に通じるため、縁起が悪いとされている

  • 商品券や現金

商品券や現金は、金額が明確に分かってしまうため、香典返しには不向き。相手によっては「お金に困っていると思われているのでは」と不快な思いをさせてしまう可能性もある


CTA

香典返しの3つの注意点

ここでは、香典返しを贈る際の金額に関する注意点について解説します。それぞれ詳しく解説します。


1.香典返しは半返しが基本

香典返しの相場は、いただいた香典の金額の半額を目安にする場合が一般的です。たとえば、1万円の香典をいただいた場合は、5,000円程度の品物を贈ります。

しかし、故人が一家の働き手だった場合や、遺族に幼い子どもがいる場合など、経済的負担を考慮して「3分の1返し」にするケースもあります。


2.高額な香典への対応

親族などから高額な香典をいただいた場合は、「半返し」にこだわらず、3分の1から4分の1程度の金額でお返しをするケースが一般的です。これは、多額の香典には「葬儀費用に充ててほしい」という故人や遺族への配慮が込められているためです。

感謝の気持ちを伝えることが大切であるため、無理のない範囲で、誠意を込めた品物を選びましょう。


3.「当日返し」と「後日返し」

最近では、葬儀当日に香典返しを渡す「当日返し(即日返し)」が増えています。この場合、あらかじめ2,000円〜3,000円程度の品物を準備して、香典の金額にかかわらず同じ品物を渡します。

また、高額な香典をいただいた場合は、後日改めて差額分の品物を贈る方法がマナーです。


CTA

お米の香典返しなら「晴日和松吉商店(はれきち)」

お米の香典返しなら「晴日和松吉商店(はれきち)」


こだわりギフト専門店「晴日和松吉商店(はれきち)」は、瀬戸内地方で厳選した「きぬむすめ」や「こしひかり」などのお米を、オリジナルのギフトパッケージにて販売しています。

シンプルながらも、洗練されたモダンなデザインのパッケージは、9種類から用途や贈る相手に合わせて選択が可能です。名入れのオプションサービスや、急ぎの注文にも対応しているため、故人を偲び、感謝の気持ちを込めた品を迅速に提供します。こだわりギフト専門店「晴日和松吉商店(はれきち)」


CTA

香典返しで喜ばれるものでよくある3つの質問

香典返しでよくある質問を3つご紹介します。それぞれの内容について詳しくみていきましょう。


質問1.香典返しを贈る時期はいつが適切ですか?

一般的には、四十九日の忌明け法要を終えた後、1か月以内を目安に贈りましょう。これは、四十九日をもって故人が無事に成仏したことを報告する意味合いがあるためです。

しかし、最近は葬儀当日に香典返しを渡す当日返しも増えています。地域の慣習や自分の状況に合わせて選ぶようにしてください。


質問2.香典返しに挨拶状は必要ですか?

香典返しには、忌明けの報告と感謝の気持ちを伝える意味があるため、挨拶状は必ず添えるようにしましょう。手書きでなくても、印刷されたものでも問題ありません。

挨拶状には、香典のお礼や法要を滞りなく終えたことの報告、略儀ながら書面での挨拶になることへのお詫びなどを記載します。


質問3.いただいた香典の金額がわからない場合はどうすればよいですか?

香典の金額がわからない場合は、無理に調べる必要はありません。香典返しには、金額に関わらず一律の品物を贈る「当日返し」という方法があります。

この場合、2,000円〜3,000円程度の品物を事前に用意しておき、参列者全員に同じものを渡しましょう。この方法であれば、金額を気にせずに、感謝の気持ちを伝えられます。

また、後から親族に相談して目安の金額を尋ねるという方法もあります。


CTA

まとめ

香典返しには、故人への供養として香典をくださった方々への感謝の気持ちを伝える大切な意味があります。お米やお茶、お菓子など、定番の品物である「消え物」から、相手が本当に喜んでくれるものを吟味して選びましょう。

家族葬や遠方からの参列者への配慮など、現代の多様なライフスタイルに合わせた香典返し選びは、時に難しく感じられる場合も少なくありません。このような場合は、相手に喜ばれる「消え物」である、お米のギフトを検討してみてはいかがでしょうか。

こだわりギフト専門店「晴日和松吉商店(はれきち)」では、瀬戸内地方の厳選されたお米を、用途に合わせたパッケージで提供しており、名入れのオプションサービスも利用できます。

心を込めた贈り物で、感謝の気持ちを伝える一助となります。こだわりギフト専門店「晴日和松吉商店(はれきち)」

 

はれきち編集部

CTA

ブログに戻る