出産内祝いを贈るタイミングはいつ?スムーズに準備するためのステップやマナーを徹底解説!

出産内祝いを贈るタイミングはいつ?スムーズに準備するためのステップやマナーを徹底解説!

これからの出産に向け、出産内祝いについて気になっている方もおられるのではないでしょうか。出産祝いの感謝を表すためにも、適切な時期に内祝いが贈れるように準備が必要です。

本記事では、出産内祝いを贈るタイミングや出産内祝いをスムーズに準備するためのステップについて解説します。また、出産内祝いを贈る際のマナーについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

はれたね編集者

 

出産内祝いを贈るタイミングはいつ?

出産内祝いは、出産祝いをいただいた後、1か月以内に贈るのが推奨されています。産後は新生児の世話に追われ、気づけば時間が経ってしまうことも珍しくありません。

万が一、内祝いを贈るのが遅れる場合でも、受け取ったお祝いから2か月以内には手配するようにしましょう。また、内祝いの日取り選びに関しては、あまり神経質になる必要はありません。

 

出産内祝いをスムーズに準備するためのステップは3つ

次に、出産内祝いをスムーズに準備するためのステップについて解説します。

  • ステップ1.出産前
  • ステップ2.産後1~2週間
  • ステップ3.産後3~4週間

それぞれについて詳しくみていきましょう。

 

ステップ1.出産前

出産前の空いた時間を利用して、内祝いを贈る相手のリストを作成し、選びやすいようにカタログを取り寄せたり、インターネットで情報を収集したりするのがおすすめです。

また、贈り物に適した品物を事前にチェックし、候補をいくつかみつけておきましょう。このように事前に準備しておけば、出産後の負担も軽減でき、スムーズに内祝いを贈れます。

 

ステップ2.産後1~2週間

この時期は、家族や友人から出産祝いが届き始める時期です。届いた出産祝いについては、必ず記録をつけておきましょう。具体的には、誰からどのようなギフトを受け取ったかを詳細にチェックし、リストへ記入します。

もし、里帰り出産をした場合は、自宅に届く可能性のある出産祝いについても把握できるよう、パートナーや家族との連絡を密に取ることが大切です。

 

ステップ3.産後3~4週間

事前にリストアップした品物のなかから、いただいた出産祝いの金額や相手の好み、ライフスタイルなどに合わせて出産内祝いを選びましょう。

また、贈る時期については、お宮参り前が一般的な目安とされていますが、母体の回復を最優先に考え、無理のない範囲で計画を立ててください。

もし、贈るのが予定より遅れてしまう場合は、お礼状にその旨とお詫びの言葉を添えると、相手への配慮が示せます。

 

出産内祝いを贈る際の5つのマナー

次に、出産内祝いを贈る際のマナーについて解説します。

  • 費用相場
  • 商品の選び方
  • のしの選び方
  • 内祝いの渡し方
  • 贈る時期を避けるケース

それぞれについて詳しくみていきましょう。

 

1.費用相場

出産内祝いを選ぶ際には、「半返し」の慣習に従い、受け取った出産祝いの半額を目安にするのが一般的です。この慣習は、赤ちゃんの誕生を祝うと同時に、日頃の感謝を表す重要な意味も持ちます。

そのため、相手からいただいたお祝いの額を基に、適切な金額のギフトを選ぶことがマナーとされています。出産内祝いを贈る際は、心を込めてギフトを選ぶようにしましょう。

なお、出産祝いの費用相場については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:出産内祝いの相場とは?贈る際の注意点や手渡しする際の流れについて詳しく解説します!

 

同僚から連名でいただいた場合

同僚からの連名でいただいた場合でも、お返しの相場は受け取った額の半分を目安に考えましょう。たとえば、3人から1万円のお祝いをいただいた際は、それぞれに対して約1,500円の内祝いを選ぶのが適切です。

また、さらに多い人数や団体からお祝いをいただいた場合には、半額相場を踏まえつつ、プチギフトや個包装のお菓子など、一人ひとりに配りやすい品を選ぶと喜ばれます。

 

両親や親戚に高額なお祝いをいただいた場合

お返しの相場は受け取った額の半分ではなく、一般には3分の1、または10,000円から30,000円程度が適切とされています。なかには「お返しは不要」といわれるケースもありますが、相手に負担をかけない程度に心を込めたお返しを選ぶべきです。

とくに、両親へは共に喜びを分かち合えるような記念品(写真フレームや名入れのギフトなど)、長く大切にしてもらえるようなアイテムがおすすめです。

 

2.商品の選び方

商品を選ぶ際は、自分の好みを押し付けるのではなく、相手のライフスタイルや好みを考慮して、心から喜んでもらえるギフトを選ぶのが重要です。たとえば、家族全員が楽しめるスイーツや、小さな子どもがいる家庭には子どもが喜ぶ品を選びましょう。

また、相手が食べ物にアレルギーを持っている場合は、その点を考慮した商品選びが不可欠です。相手のライフスタイルや好みを尊重しながら選ばれた内祝いは、受け取る側にとっても大きな喜びとなり、お互いの心をよりいっそう結びつけるものとなります。

 

3.のしの選び方

出産内祝いには「内のし」を使用し、水引は喜びを象徴する「紅白の蝶結び」を選ぶのが適切です。また、赤ちゃんの名前をのし下に明記することで、命名報告の意味合いも込められます。

もし、名前が読みにくい場合は、ふりがなを加えておくと丁寧な印象を与えられます。ただし、地域によっては異なる風習が存在する可能性もあるため、不明な点は事前に調べておきましょう。

 

のしの書き方

表書きには「出産内祝」または「内祝」と記入し、赤ちゃんの名前を明記します。フルネームではなく名前のみを記入し、読みやすいようにふりがなを添えると丁寧です。

ただし、名前の明記は省略しても問題はありません。しかし、名前の明記がない場合、受け取る側に疑問を抱かせる可能性があるため、特別な理由がない限りは赤ちゃんの名前を入れることをおすすめします。

 

内のしと外のしの違い

内のしは品物に直接のし紙をかけ、その上から包装紙で包む方法です。この方法ではのしが直接見えないため、控えめな印象を与えます。

一方で、外のしは品物を先に包装紙で包み、その上にのし紙をかける方法で、贈る目的が一目でわかりやすいのが特徴です。

伝統的には、贈答品は外のしが基本ですが、最近では直接持参する場合に外のしを、配送する場合にはのしの劣化を避けるため内のしを選ぶケースが多いです。

 

4.内祝いの渡し方

次に、内祝いの渡し方について解説します。

  • 手渡しの場合
  • 配送の場合

それぞれについて詳しくみていきましょう。

 

手渡しの場合

出産内祝いを手渡しで贈る際のマナーとして、以下のポイントを守りましょう。

  • 手提げ袋に入れて持参する
    風呂敷に包むのが伝統的なマナーだが、現代では手提げ袋を用いる場合が多い。ただし、相手に直接手提げ袋を渡すのは避け、なかの品物を取り出してから手渡すのがマナーとされている
  • 相手の都合に合わせて訪問する
    突然の訪問は避け、事前に相手の都合を確認し、日時を決めてから訪問するのが望ましい
  • 受け取る方に対して「のし」が正位置になるように渡す
    のしの向きに注意し、内のしならば包装紙の向きが相手から見て正面になるように渡すのが良い

 

配送の場合

出産内祝いを配送で贈る際には、以下のポイントに注意してください。

  • メッセージを添える
    出産内祝いとして、感謝の気持ちや子どもの名前を伝えるために、あいさつ状やメッセージカードを添える。また、母子の近況を書き加えることで、相手に対する思いやりが伝わる
  • 到着日を事前に連絡しておく
    内祝いが届く予定の日時を事前に伝えておくことで、相手が受け取りやすい。とくに、相手が忙しい場合や長期間不在の可能性がある場合は、この配慮がよりいっそう重要となる

 

5.贈る時期を避けるケース

次に、贈る時期を避けるべきケースについて解説します。

  • お盆・お彼岸
  • 弔事(ちょうじ)
  • 年末年始

それぞれについて詳しくみていきましょう。

 

1.お盆・お彼岸

お盆(8月15日前後)やお彼岸(春分の日や秋分の日を中心とした期間)は、ご先祖さまを供養する大切な時期です。この期間中には、日本の伝統に則り、慶事に関する贈り物は控えるべきとされています。

出産内祝いは喜びの象徴でありながらも、このような時期には敬遠されがちです。祝事と哀悼の行事が重なると、その意味合いがぶつかり合うため、相手に配慮し、これらの期間を避けて贈ることが望ましいとされています。

 

2.弔事(ちょうじ)

相手が弔事や忌中にある場合、喜びの気持ちを表す内祝いを送るタイミングは慎重に選びましょう。このような時期には、悲しみのなかにある家庭に対し、敬意を表して出産の喜びを控えめにすることが、最も適切なマナーです。

弔事が重なる場合、それを優先し、忌明けを待ってから内祝いを贈ることが望ましいとされます。その際、添えるメッセージでは、出産の喜びを抑え、かわりにお世話になっている感謝の気持ちを伝えるのが適切です。

 

3.年末年始

11月後半から12月にかけて赤ちゃんが生まれた場合、年末年始をまたいでしまうと、かなり前のことのような印象を与えてしまうおそれがあります。

この時期に生まれた場合は、できるだけ年内に内祝いを贈るようにしましょう。また、年末年始は多くの人が忙しくなるため、出産が11月後半から12月に予定されている場合は、事前に品物を選んでおくなど、準備を進めておくことが大切です。

 

出産内祝いはいつまででよくある3つの質問

最後に、出産内祝いはいつまででよくある質問を紹介します。

  • 質問1.出産祝いをもらってすぐにやるべきことは?
  • 質問2.出産内祝いで選ばない方が良い品物は?
  • 質問3.出産内祝いを贈る時期が早すぎても問題ない?

それぞれについて詳しくみていきましょう。

 

質問1.出産祝いをもらってすぐにやるべきことは?

出産祝いを受け取った際に最も大切なのは、感謝の気持ちをすぐに伝えることです。赤ちゃんの世話で忙しいかもしれませんが、「届きました、ありがとうございます」というシンプルなメッセージをできるだけ早く送るのが礼儀とされています。

また、直接会って感謝を伝える機会がなくても、電話やメールなどを利用してお礼の言葉を伝えましょう。この行動は、贈ってくれた人への敬意を示し、受け取った喜びの共有にもつながります。

 

質問2.出産内祝いで選ばない方が良い品物は?

出産内祝いで避けるべき品物には以下のようなものがあります。

 

弔事で用いられるもの

  • 仏事でよく使われる緑茶
  • 香典返しで一般的なせっけん類や洗剤類
  • 「お清めの塩」を連想させるヒマラヤの岩塩など

 

縁起が悪いもの

  • 「縁を切る」ことにつながる包丁やハサミなどの刃物
  • 「苦しむこと」や「死ぬこと」をイメージさせる櫛(くし)

 

出産内祝いを選ぶ際には相手の感情を考慮し、喜ばれる品を選ぶことが大切です。

 

質問3.出産内祝いを贈る時期が早すぎても問題ない?

一般的には、産後1か月を目安に贈ることが推奨されています。これは、早すぎる場合、贈り物が「お祝いを期待していた」ような印象を受ける可能性があるためです。

しかし、近年ではインターネットを通じて迅速な手配が可能なため、若い世代ではこの慣習にそこまで敏感ではない傾向があります。それでも、ご年配の方や目上の方への配慮として、贈るタイミングには注意が必要です。

 

まとめ

本記事では、出産内祝いを贈るタイミングや出産内祝いをスムーズに準備するためのステップ、出産内祝いを贈る際のマナーについて解説します。

出産内祝いは、1か月以内に贈るのが望ましいとされています。しかし、産後は新生児の世話に追われてしまい、気づけば時間が経ってしまうことも珍しくありません。

そのため、出産前に贈る相手のリストを作成しておいたり、事前に品物の候補をリストアップしておいたりするとスムーズです。出産内祝いを贈る際は、贈る時期にも注意し、心を込めて品物を選ぶようにしましょう。

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