出産後のお宮参りとは?時期を決める要素や計画する際のポイントを詳しく解説します!

出産後のお宮参りとは?時期を決める要素や計画する際のポイントを詳しく解説します!

出産後のお宮参りの時期をいつにしようか悩まれている方もおられるのではないでしょうか。産後1か月は、母子ともに体調が万全ではないため、無理は禁物です。

本記事では、出産後のお宮参りについてや時期を決める要素についてご紹介します。また、お宮参りを計画する際のポイントやよくある質問も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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出産後のお宮参りとは?

「お宮参り」は、赤ちゃんが生まれて初めて地域の神社にお参りする行事です。赤ちゃんの誕生を氏神様に報告し、感謝と健やかな成長を祈願するために行うのが目的です。

昔の日本では、多くの人々が代々同じ土地で生活し、氏神様との結びつきが強く意識されていました。お宮参りは、地域との縁を深める重要な儀式とされており、氏神様の加護を受けると、赤ちゃんの健全な成長が約束されると考えられていました。

現代では、生活様式の変化により、必ずしも氏神神社に詣でる必要はないとされていますが、この伝統行事は今も多くの人々に大切にされています。

 

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お宮参りの時期を決める要素

次は、お宮参りの時期を決める要素について解説します。

  • 男の子と女の子での違いを理解する
  • 1か月健診を目安にする
  • 気候が厳しい季節を避ける
  • 縁起のよい日取りを選ぶ

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

 

1.男の子と女の子での違いを理解する

男の子の命名式は生後31日目、女の子は32日目にするのが一般的ですが、地域によっては3日ほど前後する場合もあります。現代では、日取りの形式よりも、家族の都合を優先するケースが増えています。

たとえば、仕事の都合や遠方からの親戚の訪問に合わせるケースが多いです。また、地域によっては「お七夜」や「百日祝い」と同時に行う習慣もあります。

 

2.1か月健診を目安にする

赤ちゃんが生後1か月を迎える時期は、母子ともにまだ体調が万全ではありません。健診を受ける時期でもあるため、まずは医師の診断を受けて体調に問題がなければ、外出するのが安心です。

赤ちゃんが生まれた季節によっては、気候条件が厳しい場合もあるため、無理をせず健康を最優先に考えましょう。産後の回復には個人差があるため、母子の状態をよく見ながら計画を立てることが大切です。

 

3.気候が厳しい季節を避ける

真夏や真冬の厳しい時期に生後1か月を迎える場合、必ずしもその時期にお宮参りをする必要はありません。赤ちゃんの体温調整能力は未熟であるため、快適な季節に延期するのがおすすめです。

北海道や東北地方では、冬の寒さを避けて生後100日頃にお宮参りをするのが一般的です。また、新型コロナウイルスの感染拡大により家族が集まりにくい状況では、感染状況を見ながら生後3か月〜6か月頃に日程を変更する場合も増えています。

写真だけを先に撮影する方法もあるため、家族の健康を最優先にし、ゆっくりと計画を立てましょう。

 

4.縁起のよい日取りを選ぶ

六曜は、日本でその日の吉凶を占うための指標として広く知られています。「大安」「先勝」「友引」「仏滅」「先負」「赤口」の6種類があり、日常生活や行事の計画に利用されています。

お宮参りのようなお祝い事をする際には、一般的に縁起のよいとされる「大安」「先勝」「友引」がおすすめです。しかし、縁起にこだわりすぎず、自分たちの都合に合わせて計画を立てるのも大切です。

 

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出産後にお宮参りを計画する際のポイントは7つ

次は、出産後にお宮参りを計画する際のポイントについて解説します。それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

 

1.参拝する場所

一般的には神社で行われますが、家族の信仰や地域の習慣によっては、お寺での「初参り」が選ばれる場合もあります。日本では古来から神道が中心ですが、仏教やほかの宗教も広まり、これらが融合して独自の信仰文化が形成されました。

お宮参りの場所は、神社とお寺のどちらでもよく、家族や地域の伝統を尊重し、母子の体に負担がかからないようにしましょう。また、最近では安産祈願をした神社やお気に入りの神社を選ぶ人も増えています。

 

2.参拝するメンバー

従来は、父方の祖父母が中心となる場合が一般的でしたが、現在では両親のみや母方の祖父母も一緒に参加するケースが増えています。古くからのしきたりでは、赤ちゃんを抱くのは父方の祖母とされていますが、地域によって異なる場合もあります。

しかし、現代では母方の祖母や両親が抱くのが一般的です。お宮参りの形式は、家族の状況や地域の慣習によって柔軟に変わっており、赤ちゃんの健やかな成長を祈る大切な行事です。

 

3.赤ちゃんの服装

伝統的には、赤ちゃんは白羽二重の上に祝着を重ねて着せられますが、最近ではベビードレスを選ぶ家庭もあり、服装には決まりがありません。白羽二重はやわらかな白絹の産着で、肌ざわりがよく赤ちゃんの敏感な肌を優しく包みます。

祝着は「一つ身」と呼ばれる幼児用の着物で、男の子用には兜や龍、女の子用には花や毬などのデザインがあります。しかし、これらにこだわる必要はなく、家族で相談しながら、赤ちゃんに合った服装を選びましょう。

 

4.同行者の服装

母親は、かつては黒留袖が一般的でしたが、今では1つ紋の無地の着物や訪問着などが増えています。また、スーツやワンピースといった洋装を選ぶ方も珍しくありません。

この場合、父親は祝い事用のネクタイを着用するのが適しています。着物を着る場合には、着付けや美容院の費用も考慮しなければなりません。そのため、家族全員で統一感を持たせた服装を選び、イベントの趣旨に合った装いを心がけましょう。

 

5.ご祈祷や初穂料

神社でご祈祷を受ける際には、「初穂料」として謝礼を納める必要があり、一般的な相場は5,000円~1万円程度です。しかし、特定の金額が決まっている神社もあるため、事前にホームページや電話で確認するとスムーズです。

新しいお札を用意し、紅白のちょう結びの水引が付いたのし袋に入れて準備します。表書きには「初穂料」と赤ちゃんの名前を記入します。神社によってはのし袋を使わず、直接受付で支払う場合もあるため、祈祷の予約時に金額や支払い方法を確認しておきましょう。

 

6.参拝の作法

参拝の作法は、以下のとおりです。

 

鳥居をくぐる時

  • 身だしなみを整える
  • 参道は左右どちらかの端を歩く(中央は神様の通り道)
  • 鳥居をくぐる時には軽く一礼する
  • 手水舎の場所などで参道を横切る際は、中央で一度足を止めて神前に向かって一礼してから横切る

 

手を清める時

  • 右手で杓子を持って、左手を洗う
  • 左手に杓子を持ち替えて、右手を洗う
  • 右手に杓子を持ち替えて、左手に水を溜めて口をすすぐ
  • 左手をもう一度洗う
  • 杓子を立てて、柄の部分を流してから置く
  • 参拝前は手水舎で手や口を清める(赤ちゃんは、ウェットティッシュで手を拭うのもよい)

 

拝礼する時

  • 賽銭箱に賽銭を入れる
  • 鈴がある場合は静かに鳴らす
  • 二礼二拍手一礼する
  • 赤ちゃんを抱っこしたままだと拝礼が難しいため、パパとママは順番に行う

 

7.当日の持ち物

お宮参りの当日に必要な持ち物については、以下のとおりです。当日、忘れないように事前に確認しておきましょう。

 

必要なもの

  • おむつセット(おむつ、おしり拭き、ビニール袋)
  • ミルクセット(粉ミルク、哺乳瓶、お湯とさ湯、授乳ケープ、母乳パッド)
  • 赤ちゃんの着替え(肌着、よだれかけ)

 

あると便利なもの

  • おくるみ
  • タオルやガーゼ
  • 暑さ対策(日傘・扇子)
  • 寒さ対策(ブランケット・ポンチョ・靴下・帽子)
  • 赤ちゃんのおもちゃ
  • 抱っこひもやベビーカー

 

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出産後のお宮参りでよくある3つの質問

最後に、出産後のお宮参りでよくある質問について解説します。

  • 質問1.お宮参りの時期をずらす際の注意点は?
  • 質問2.お宮参り後の食事会はやるべき?
  • 質問3.お宮参りの時期に忘れがちなことは?

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

 

質問1.お宮参りの時期をずらす際の注意点は?

お宮参りの時期をずらす際の注意点としては、以下の点が挙げられます。

  • 気候がよい時期は混雑する可能性がある

多くの家族が真夏や真冬を避けて参拝したいと考えるため、気候が穏やかで過ごしやすいシーズンの神社は混雑しやすい。混み合う状況を考慮し、当日のスケジュールを組む必要がある

  • 赤ちゃん衣装のサイズの変化に注意する

赤ちゃんの衣装は、参拝の数か月前に用意すると、成長によりサイズが合わなくなる可能性がある。まずはお参りの日程を決め、その後に衣装や小物の準備を進めるのが望ましい

  • 事前に祖父母に相談する

祖父母の世代の方には、昔ながらのしきたりを重んじる方も多くいる。そのため、お参りに祖父母を呼ぶ場合は、時期をずらす旨を前もって伝え、相談しながら日程を決める

  • 先に写真撮影を済ませる

赤ちゃんは数か月で、成長し見た目に大きな変化がある。新生児らしい貴重な姿を残したい場合は、写真撮影だけを先に済ませておくのがおすすめ

 

質問2.お宮参り後の食事会はやるべき?

お宮参り後の食事会は、必ず開催する必要はありませんが、家族や親戚同士の親睦を深めるよい機会です。食事会では、祝い膳を楽しめるため、縁起を担ぐ意味もあり、参列者に感謝の気持ちを伝える場ともなります。

また、日頃あまり会う機会のない親戚とも交流できる貴重な時間となり、親睦を深める大切な機会でもあります。

 

質問3.お宮参りの時期に忘れがちなことは?

お宮参りの際には、いただいたお祝いへのお返しを忘れずに準備するのが大切です。親戚や友人からのお祝いに、感謝の気持ちを込めて適切な品を選ぶ必要があります。

一般的に、お返しの品はいただいた金額の半額程度が目安とされ、菓子折やタオル、紅白饅頭などが定番です。また、のし紙や包装にも注意を払い、感謝の気持ちがしっかりと伝わるように心を込めて準備しましょう。

 

なお、出産内祝いが購入できるサイトについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:出産内祝いの購入におすすめのサイト10選|選び方のポイントやよくある質問をご紹介!

 

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まとめ

本記事では、出産後のお宮参りについてや時期を決める要素、計画する際のポイントを解説しました。

「お宮参り」は、赤ちゃんの誕生を氏神様に報告し、感謝と健やかな成長を祈願するために行うのが目的です。お宮参りの時期は、地域の伝統や風習で決まっている場合もありますが、産後1か月以降で母子ともに体調に問題なく、家族の都合が合う日を優先しましょう。

参拝する場所も、神社やお寺どちらでもよいため、家の近くや安産祈願した神社などで構いません。

神社やお寺では「初穂料」として謝礼を納める必要があり、一般的な相場は5,000円〜1万円程度です。

しかし、神社によっては金額や支払い方法が決まっている場合があるため、事前に確認にしておきましょう。また、出産でお祝いをいただいたら、内祝いのお返しも忘れないようにしてください。

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