「新築祝いのお返し、どうしよう…」新居の喜びもつかの間、内祝いのマナーや相場で悩んでいませんか?いただいたお祝いに感謝の気持ちを伝える大切な贈り物だからこそ、失礼なく、相手に喜ばれるものを選びたいものです。
そこで、本記事では新築内祝いの相場やのしの書き方、贈る時期、さらにおすすめのギフトまで、新築内祝いに関する疑問をまるっと解決!具体的な金額やのしのマナー、タブーなどを詳しく解説します。
新築内祝いの相場やタイミングとは?
新築祝いをいただいた方へ感謝の気持ちを伝える贈り物である新築内祝い。その相場やタイミングについて解説します。
贈る時期
新築祝いを受け取った際には、感謝の気持ちを適切な形で伝えることが大切です。お返しのタイミングは、引っ越し後1~2ヵ月以内が目安です。
新居での忙しさを考慮し、事前にお祝いをいただいた方の情報をリスト化しておくと、スムーズに準備が進められます。また、直接のお披露目会で感謝を伝えることができない場合は、内祝いとして品物を贈るのが良いでしょう。
特に、遠方に住んでいる方や高額なお祝いをいただいた場合には、心を込めたお返しを選ぶことがポイントです。
新築内祝いの相場
新築祝いのお返しを考える際には、一般的に「いただいた額や品物の1/3から半額程度」を目安にすると良いとされています。ただし、親や近しい親族から高額な現金や贈り物を受け取った場合には、負担を軽減するためにもその限りではありません。
新生活への応援の気持ちが込められているため、無理に高額なお返しを用意する必要はありません。代わりに、心のこもった感謝を伝えることを優先しましょう。
特にお返しの品物は、相手に喜んでもらえるものを選びつつ、避けるべき品目にも注意が必要です。例えば、刃物やギフト券、生活に踏み込むような品物は控えた方が無難です。相手を思いやり、慎重に選ぶことで、より良いお返しができるでしょう。
関連記事:【5分でわかる】結婚内祝いの金額の目安は?決め方や贈る際のマナー、喜ばれる品物をご紹介!
新築内祝いの「のし」の選び方や書き方
新築内祝いを贈る際、「のし」は大切な要素です。相手に失礼のないよう、正しい選び方や書き方を理解しておきましょう。
水引
贈り物に熨斗をかける際は、贈る目的や地域の習慣に合わせた水引の選択が重要です。「紅白蝶結び」の水引は、出産祝いや新築祝いなど、何度あっても喜ばしい出来事に適しています。
一方「紅白結び切り」の水引は、一度きりが望ましい結婚祝いなどに用いられます。また、地域によって水引の扱い方に違いがある点も覚えておきたいところです。
たとえば、関西では「あわび結び」が長寿や繁栄を願う際に好まれますが、関東では結び切りと同様に一度きりの慶事に用いられる場合があります。贈る相手や状況に応じて、適切な水引を選ぶことで、より心のこもった贈り物となるでしょう。
のし上(表書き)
熨斗の表書きには「新築内祝」「内祝」「御礼」などを記載するのが一般的です。「内祝」という言葉には、もともと自分たちに起きた喜ばしい出来事を周囲と分かち合うという意味が込められています。
しかし、現在では主にお祝いをいただいた際のお返しを意味する場合に使われることが多いです。表書きの言葉は、贈る目的や状況に合わせて選び、受け取る相手が分かりやすく喜んでくれる形式に整えることが大切です。このように心を込めた準備を行うことで、感謝の気持ちをより丁寧に伝えることができます。
のし下
熨斗に記載する名前は、一般的に「贈り主の名前」「世帯主の氏名」「一家の苗字」のいずれかが適切とされています。特に二世帯住宅を新築した場合は、連名で記載するのが良いでしょう。
その際、親の苗字を右側、子の苗字を左側に記載することで、家族関係や立場が分かりやすくなります。名前の記載方法を工夫することで、受け取る相手に対して配慮を伝えることができます。また、贈り物を受け取る方が混乱しないよう、明確で丁寧な表記を心掛けることが大切です。
新築内祝いにおすすめのギフト3選
新築内祝いでお悩みのあなたに、おすすめのギフトを3つご紹介します。贈る方の好みやライフスタイルに合わせて、最適な贈り物を選びましょう。
1.食品
新築祝いのお返しとして人気のあるアイテムには、コーヒーや紅茶などの飲料が挙げられます。これらは幅広い層に喜ばれる定番の贈り物です。お菓子を選ぶ際には、賞味期限の長い焼き菓子など保存がきくものが適しています。
一方、日用品も根強い人気がありますが、最近では石鹸や洗剤などにこだわりを持つ家庭も増えています。そのため、相手の好みを把握している場合に限り選ぶとよいでしょう。分からない場合は、無難な選択肢を優先するのがおすすめです。
2.タオル
贈り物として選びやすいアイテムの一つに「タオル」があります。特に上質なタオルは、新築内祝や結婚祝い、出産祝い、快気祝いなど、さまざまなシーンで喜ばれる定番の品です。
シンプルで洗練されたデザインのものは、どの家庭でも実用的に使ってもらえるため、贈る相手を選びません。また、タオルは消耗品であるため、いくつあっても困らない点が魅力です。相手への気遣いを込めて選ぶ贈り物として適したアイテムといえるでしょう。
3.カタログギフト
相手が自由に選べるカタログギフトは、内祝いとして幅広い場面で活躍するアイテムです。特に、高額なお祝いをいただいた場合や、相手の好みを詳しく知らない場合に最適です。
カタログギフトは、相手に品物を選ぶ楽しさを提供できるうえ、贈る側も予算に応じて選ぶだけで手軽に準備できます。また、商品券など金額が直接伝わるものに抵抗がある場合でも、カタログギフトなら気兼ねなく贈れる点が魅力です。贈り先が多いときにも便利な選択肢といえるでしょう。
新築内祝いを贈る際の注意点
新築祝いの贈り物には、「お返し」という表現を避けるのがマナーとされています。本来、内祝いはお祝い事の喜びを周囲と分かち合う意味を持つため、「お返し」という言葉は適切ではありません。
手紙やメッセージを添える際には、「ささやかですが内祝いをお送りいたします」といった表現が望ましいでしょう。また、贈り物の価格は、いただいたお祝いの1/3から半額程度が目安です。特に目上の方に対しては、いただいた額以上の贈り物をするのは控え、礼儀を守った選び方を心掛けることが大切です。
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新築内祝い 相場でよくある3つの質問
新築内祝いを贈る際によくある質問についてお答えします。疑問を解消して、スムーズに新築内祝いを贈りましょう。
質問1.新築内祝いは必要なの?
結婚祝いや出産祝いに比べ、新築祝いは一般的な認知度がやや低いかもしれません。総務省の住宅・土地統計調査によれば、持ち家率が約61%と報告されており、多くの人が住居を購入するものの、結婚や出産ほど大きなライフイベントとして広く伝えられないことが理由の1つと考えられます。
しかし、新居の購入や建築は人生の大きな節目であり、それを祝う文化は現在も根付いています。新築祝いをいただいた場合、そのお礼として内祝いを贈ることは、感謝の気持ちを形にする大切なマナーといえるでしょう。
参考:統計局ホームページ/統計FAQ 18A-Q07 持ち家の数及び持ち家率
質問2.高額な新築祝いをいただいた場合はどうするべき?
新築祝いで高額な贈り物をいただいた場合、そのお返しについて悩むこともあるでしょう。特に両親や親しい親戚からの場合は「新生活を応援したい」という気持ちが込められているため、相場通りに返そうとする必要はありません。
むしろ、高額すぎるお返しはかえって相手に気を遣わせてしまうこともあります。新居に招いて感謝の気持ちを込めたおもてなしをするのも、素敵なお返しの方法です。
また、お返しの品物を贈る場合には、いただいた額の3分の1程度を目安に選び、感謝の気持ちを伝える手紙やメッセージを添えると、より心が伝わる贈り物になります。
質問3.会社の同僚や友人から連名でお祝いを頂いたときの相場は?
複数人から連名で新築祝いをいただいた場合でも、お返しの目安はいただいた総額の半額程度が基本です。この場合、それぞれの方に個別にお返しを用意するのが一般的です。
例えば、1万円のお祝いを3人で連名でいただいた場合には、1,500円前後の品物を3つ用意してお渡しするとよいでしょう。
一方、大人数や団体からお祝いをいただいた場合は個別のお返しではなく、全体に渡せるようなプチギフトや個包装のお菓子を選ぶと、手間も省けて喜ばれます。感謝の気持ちを込めて丁寧に準備しましょう。
まとめ
本記事では、新築内祝いを贈る際のマナーとして相場やタイミング、「のし」の選び方・書き方、贈る際の注意点などを解説しました。
新築祝いをいただいた方へ感謝の気持ちを伝えるために、適切な内祝いを贈ることは大切です。
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