祖父母への出産内祝いについて、悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。日頃からお世話になっている祖父母へは、感謝の気持ちを表せる内祝いを贈りたいものです。
本記事では、祖父母に出産内祝いを贈る必要性や贈る際のマナー、選び方のポイントについて解説します。また、祖父母に喜ばれる出産内祝い7選についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
祖父母に出産内祝いを贈る必要性
祖父母は親族のなかでもとくに近しい存在であるため、祖父母に出産内祝いを送ることは、単なる形式ではなく、感謝と喜びの共有という本質的な意味を持ちます。
さらに、現代では内祝いはもらったお祝いへのお返しという側面が強くなっています。もし、祖父母から出産祝いをいただいたのであれば、それに対する感謝の表現として内祝いを贈るのは自然なことです。
祖父母に出産内祝いを贈る際の3つのマナー
次に、祖父母に出産内祝いを贈る際のマナーについて解説します。
- 費用相場
- のしの選び方
- 贈る時期
それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.費用相場
祖父母からの出産祝いは一般的に3～5万円程度とされており、内祝いはお祝いの半額から3分の1が目安です。そのため、1万5000円～約1万7000円が相場となります。
しかし、金額に固執し過ぎると本来の感謝の気持ちが伝わりにくくなるおそれがあります。最も大切なのは感謝の気持ちを形にすることです。
高額過ぎると祖父母に気を使わせてしまう可能性もあるため、過度な出費は控え、心からの感謝を表すものを選びましょう。贈るものは、祖父母が喜ぶもの、または実用的なものがおすすめです。
2.のしの選び方
のし紙は祝いごとに用いる紅白の蝶結びが適しており、再び結ぶという意味があるため、繰り返しの幸せを象徴しています。表書きには「出産内祝い」あるいは「内祝い」と記載し、贈り主の名前の代わりに新生児の名前を入れるのが一般的です。
これにより、誰のための内祝いであるかが明確になります。名前の下には、読み方が分かるようにふりがなを添えるようにしましょう。
3.贈る時期
出産内祝いを祖父母に贈る適切な時期は、赤ちゃんが生まれてから1ヶ月後のお宮参りの頃が一般的です。この時期に合わせて内祝いを送ることで、新しい家族の誕生を祝う意味合いがより強まります。
もし、渡すのが遅くなる場合でも生後2ヶ月までには届くようにしましょう。ほかの親族や友人に出産内祝いを送る場合は、そのタイミングで一緒に手配すると効率的です。
祖父母に喜んでもらえる出産内祝いの選び方のポイントは3つ
次に、祖父母に喜んでもらえる出産内祝いの選び方のポイントについて解説します。
- 趣味やライフスタイルを考慮する
- 両親の意見を参考にする
- ひ孫の成長を感じられるギフトを選ぶ
それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.趣味やライフスタイルを考慮する
趣味やライフスタイルに合わせた内祝いは、祖父母の関心を反映した心のこもった贈りものになります。たとえば、ガーデニングを楽しんでいるなら、植物関連のアイテムが喜ばれるかもしれません。
また、読書が好きな場合は、新刊の本や電子書籍リーダーがおすすめです。祖父母が普段から楽しみにしていることや、生活のなかで価値を感じていることに合わせてプレゼントを選べば、日常に小さな幸せとサプライズを提供できます。
2.両親の意見を参考にする
両親に相談することで、何が喜ばれるかについて貴重なアドバイスをもらえるかもしれません。たとえば、スイーツ好きであれば上質な和菓子や洋菓子、お酒が好きであれば日本酒やワインなどが喜ばれます。
また、赤ちゃんとの触れ合いを楽しめるギフトもおすすめです。ひ孫との時間をより価値あるものにするために、赤ちゃん用の絵本やおもちゃなど、共に楽しめるアイテムを選ぶのも祖父母にとって特別な内祝いになります。
3.ひ孫の成長を感じられるギフトを選ぶ
赤ちゃんの手足の形をとったキットや成長記録が残せるフォトアルバムなどは、時間が経つにつれて価値が増す特別な贈りものとなります。
また、ひ孫の名前や誕生日が刻印された記念品も赤ちゃん誕生の思い出として喜ばれます。これらのギフトは、祖父母にとってひ孫の成長を実感できるメモリアルアイテムとしておすすめです。
祖父母に喜ばれる出産内祝い7選
次に、祖父母に喜ばれる出産内祝い7選を紹介します。それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.お米
お米は古来から縁起が良いとされ、その一粒一粒には多くの願いが込められています。そうした意味も含め、お米を贈ることは新しい命の誕生を祝う素晴らしい方法です。
また、ブランド米を選べば、普段とは異なる味わいを楽しむことができ、豊富なラインアップから好みの品種を選ぶ楽しみもあります。名前や誕生日が印字された米袋や、便利な小分けパックなど、さまざまな選択肢から好きなものが選べます。
はれたね「銘柄米 食べ比べ 2種」
参考：銘柄米 食べ比べ 2種
はれたねの「銘柄米 食べ比べ 2種」は、デザイナーがデザインしたシンプルで洗練されたデザインが特徴のギフトです。パッケージは、4種類のなかから贈る相手のイメージに合わせて最適なデザインが選べます。
また、お米は瀬戸内地方で栽培された「こしひかり」と「きぬむすめ」の2種類が使用されており、それぞれのお米の味わいを食べ比べできるのも嬉しいポイントです。
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参考価格 |
2,880円（税込） |
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内容量 |
2種×各2合 |
2.日本酒
赤ちゃんが生まれた年に醸造された日本酒や、赤ちゃんの名前を刻んだラベルは、飲み終えた後も素敵な記念になります。日本酒のギフトには、さまざまな銘柄の日本酒があり、桐箱入りの高級日本酒や、飲み比べが楽しめる小瓶セットなど、選択肢は豊富です。
また、特別な日のための樽酒は記念日や特別な集まりで楽しむのに適しています。一方、小瓶セットは、じっくりとさまざまな味わいを楽しむことができ、長期保存も可能です。もし、祖父母がワインを好むのであれば、名入れワインとのセットも喜ばれます。
越後鶴亀 「名入れ純米大吟醸酒 特醸」
参考：名入れ純米大吟醸酒 特醸
越後鶴亀の「名入れ純米大吟醸酒 特醸」は、米どころ新潟の蔵人たちが、精魂をかけて醸し出した日本酒です。仕込みにこだわり、熟練の技を駆使することで、米の旨みが楽しめる逸品です。
また、ラベルには赤ちゃんの名前と生年月日を入れられるため、飲み終えた後も素敵な記念品として喜ばれます。
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参考価格 |
5,500円（税込） |
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内容量 |
純米大吟醸 特醸（15度以上16度未満）720ml×1 |
3.フォトフレーム
かわいいひ孫の誕生を形に残すことができるフォトフレームもおすすめです。フォトフレームに赤ちゃんの写真を入れて贈れば、いつでも赤ちゃんの顔を眺められます。
また、お宮参りやお食い初め、七五三など、成長のイベントごとに撮影した写真に入れ替えられるため、ひ孫の成長をより身近に感じてもらえます。
メモリアルショップ フォーユー「ガラス フォトフレーム」
参考：ガラス フォトフレーム
メモリアルショップ フォーユーの「ガラス フォトフレーム」は、ガラス素材に赤ちゃんの誕生月の星座を彫刻し、誕生石を埋め込んだ高級感のあるフォトフレームです。
さらに、赤ちゃんの名前や手形、足形も刻印できるため、世界に1つだけのメモリアルアイテムとして特別感を演出できます。また、事前に完成イメージのチェックもできるため、安心して注文できるのも嬉しいポイントです。
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参考価格 |
8,800円（税込） |
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内容量 |
・両手足形のうちいずれか2つ |
4.カタログギフト
カタログギフトは、受け取った人が自分の好みや必要なものを自由に選べるという点で、非常に人気があります。さまざまな価格帯があり、選べるアイテムの範囲も広いため、受け取る側の満足度が高いのが特徴です。
カタログギフトなら、食品から家電、雑貨に至るまで幅広い選択肢から選べるため、祖父母の生活スタイルや趣味に合わせた最適なものを見つけられます。また、最近はWEB注文などで簡単に発注できますが、祖父母の場合はハガキで注文できるものがおすすめです。
リンベル「カタログギフト オリオン＆ダイアナコース」
リンベルの「カタログギフト オリオン＆ダイアナコース」は、服飾や生活雑貨、グルメなどのアイテムが1000点以上も掲載されているカタログギフトです。
祖父母の生活スタイルや趣味趣向に応じて最適な商品が選べるため、贈られる側の満足度が高いのが特徴です。また、商品の交換には半年程度の期間があるため、商品をじっくりと選ぶことができるのも嬉しいポイントといえます。
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参考価格 |
5,005円（税込） |
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内容量 |
・服飾、生活雑貨：約700点 |
5.タオル
高品質なタオルは、使用する度に肌になじみ、やわらかな肌触りを保ち続けます。また、オーガニックコットンのような素材を選べば、敏感肌の方も安心して使用でき、使い勝手の良いシンプルで上品なデザインのタオルは日々の生活を豊かにします。
タオルを内祝いに選ぶ際は、3000円〜5000円の範囲で高級感のある質の良いタオルを選ぶようにしましょう。
今治謹製 極上タオル「バスタオル」
参考：バスタオル
今治謹製 極上タオルの「バスタオル」は、丁寧な手作り栽培による「ハイブリッドコットン」を使用しており、肌ざわりよく撥水性に優れているのが特徴です。
しっかりとやわらかい綿素材のタオルは、日々のバスタイムに心地よさをもたらします。また、高級感のある木箱に入っており、特別な贈りものとして喜ばれる商品です。
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参考価格 |
5,500円（税込） |
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内容量 |
バスタオル（約60×120cm）×1枚 |
6.命名札
赤ちゃんの名前や誕生日、出生時の体重などを記した、職人の手による繊細な筆運びは、その一画一画に温かみが宿り、手作りならではの温かい雰囲気が祖父母の心を癒します。
また、職人の技によって生み出された一点物の作品は、ただの記念品ではなく、家族の歴史と愛情をつなぐかけがえのない宝物となり、部屋のなかでひときわ温かな存在感を放ちます。
つむぐ言葉「一生残せる命名書」
参考：一生残せる命名書
つむぐ言葉の「一生残せる命名書」は、メッセージの内容はもちろん、友禅紙も多彩なバリエーションのなかから選択でき、世界でたった1つの命名書が作成できます。
また、商品のレビューを見ても評価が高く、スタッフの丁寧な対応や発送までのスピードに定評があるため、特別な贈りものとして安心して注文できます。
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参考価格 |
8,660円（税込） |
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内容量 |
・友禅紙付き額縁 |
7.和菓子
甘いものが好きな祖父母には、和菓子がおすすめです。こだわりの素材で作られた和菓子は、見た目にも美しく、味わいも格別です。
また、高級感ある包装の和菓子を選べば、贈りものとしての価値もぐっと高まります。ただし、量より質を重視し、食べきれる量を考慮したうえで選ぶようにしましょう。
山田園 「写真＆名入れどら焼き・お茶アソートB」
山田園の「写真＆名入れどら焼き・お茶アソートB」は、静岡県のお茶屋が本気で作った濃い抹茶味のどら焼きと、かわいいデザインの茶筒が特徴のギフトです。
どら焼きは、抹茶味の生地とあんこの相性が格別で、風味豊かな味わいが楽しめます。お茶も煎茶とほうじ茶の2種類の味を楽しむことができるため、祖父母へ特別な時間を提供できます。
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参考価格 |
4,104円（税込） |
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内容量 |
・お茶屋の濃い抹茶どら焼き×4 |
祖父母への出産内祝いでよくある3つの質問
最後に、祖父母への出産内祝いでよくある質問を紹介します。
- 質問1.祖父母から高額な出産祝いをいただいた場合はどうするべき？
- 質問2.祖父母への出産内祝いで贈ってはいけないものは？
- 質問3.祖父母への出産内祝いは郵送しても問題ない？
それぞれについて詳しくみていきましょう。
質問1.祖父母から高額な出産祝いをいただいた場合はどうするべき？
祖父母から高額な出産祝いをいただいた際は、必ずしも祝いの金額に比例したお返しをする必要はありません。祖父母は孫やひ孫への愛情を形にしたいという気持ちから、お祝いをしている場合がほとんどです。
そのため、お返しの金額にこだわるよりも、心からの感謝を伝えることが大切です。心を込めて選んだギフトや、ひ孫の写真が入ったカードなど、祖父母が喜ぶと思われるアイテムを選びましょう。
質問2.祖父母への出産内祝いで贈ってはいけないものは？
出産内祝いで祖父母に贈るべきでないアイテムがいくつかあります。これらは不吉な意味を持つか、誤解を招く可能性があるため避けるようにしましょう。
- 刃物類：縁を切る意味がある
- ハンカチ：涙や別れの象徴とされる可能性がある
- 現金や商品券：金額が明確で、お祝いを返すような印象を与えかねない
これらのアイテムは、祖父母への出産内祝いとしては適していないとされています。
質問3.祖父母への出産内祝いは郵送しても問題ない？
祖父母への出産内祝いを郵送することは、距離が離れている場合や、品物が大きくて運ぶのが難しい時には非常に便利な方法です。直接会って手渡しすることが理想的かもしれませんが、現実的にはそれが難しい状況もあります。
このような場合、宅配や郵送を活用してもまったく問題ありません。配送を選択した理由を事前に説明し、配達の日時を知らせておくと親切です。
まとめ
本記事では、祖父母に出産内祝いを贈る必要性や贈る際のマナー、選び方のポイント、喜ばれる出産内祝い7選について解説しました。
祖父母への出産内祝いは、単なる形式的なものではなく、感謝と喜びの共有という本質的な意味を持ちます。そのため、祖父母から出産祝いをいただいた場合、それに対する感謝の表現として、心を込めた贈りものを選ぶようにしましょう。
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